⑩手術日!!
今日が何曜日かもわからなくなっていたある日のDr,の回診の時に
「そろそろ手術しましょう」と言われました。
手術には出血もあるのでタオルの用意をしてくださいと言われたので妻にLineで報告。
術日に一緒に居ようかと妻に言われたけど、ただ待つだけになるし命に関わることでもないので大丈夫と断った。
点滴と食後の薬で痛みも無くただ一日時間が経つのを待っている日々がいよいよ動き出した。
会社の上司と妻に手術予定日を連絡し、術日を待つ!
入院から1週間後の手術日当日。
看護婦さんが腰椎麻酔の痛さをしつこく説明してくる(怖)
病棟の看護婦さんとは違う手術担当の看護婦さん2人がベットに来た。
毎日顔を合わして話している看護婦さんとは違う人には緊張感が出る!
Tシャツと半パン姿の僕に診察着を渡し着替えを手伝うかと聞かれたが自分で着替えると言って頑張って着替える。
途中一人の看護婦さんが「好きな曲とかよく聞く音楽って何なんですか?」っていきなり質問して来たので、「ロッキーのテーマが好きかな」って答えた。
タブレットにダウンロードしてあった映画がロッキーシリーズで入院してからそれしか観ていなかった(笑)
診察着に着替え終わると車椅子に乗せられ病室を出る。
頑張れ!と病室の患者さんたちに応援されて病室を出る。
廊下では看護婦さんにも応援されながら手術室のある病棟まで車椅子を押してもらう。
渡り廊下を渡り、入院してから入った事の無い空間に少しビビる。
観音扉の部屋に入ると少しスペースがあってさらに奥にまた観音扉の手術中って赤く灯るランプの部屋がある。
TVでよく見る手術をしている人を待つ待合場所だ。
ここで今度は手術着に着替えてくださいって術着を渡された。
診察着は何のために着替えたの?(笑)
次は下着も脱いで全裸に術着。
変に看護婦さんが他所を向くのが余計に恥ずかしい。
僕「着替えました」
看護婦「では、手術室入ります」
と車椅子の後ろに二人の看護婦さんが並んで僕を手術室の扉の前まで押していくと、
観音扉が自動でゆっくりと開いていく。
パーパパ パーパパ パーパパパ パーパパ パーパパ パーパパパ パーパパパーパパって
ロッキーのテーマソング!!!!
目の前には上からスポットライトで照らされた手術台!!!!
僕の後ろにはセコンドの看護婦さんが二人!!!!
笑っちゃだめなんやろーけど笑ってしまう。
ロッキーのテーマが鳴り響いている中リング(手術台)にゆっくり寝かされる僕。
Dr,と他に数人が足元にいるのが気配でわかる。
頭の上と左側にさっきとは別の看護婦さんがいる。
みんな笑わへんのかなこの状況(笑)
大きなタイマーが壁に二つ並んである。
心拍数測るやつとかペタペタ貼られて言ってからDr,から手術開始の合図。
左に横向けになって背中に腰椎麻酔の注射!!!!!
これが針を刺される感じではなくシャーペンの先をギューっ!って押し付ける感じの痛み!
散々病室で腰椎麻酔は痛いよーってびびらされていたので予想よりもマシに感じた(笑)
さぁいよいよ試合開始!!
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