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珍しくビールをちびちび飲みながら見て、ようやくのアカデミー賞受賞シーンで乾杯だ! わし流 芸術の冬2023⑦「モリコーネ 映画が愛した音楽家」109シネマズ二子玉川

あまりにもカッコいい「夕陽のガンマン」の口笛。が、本人としてはそんなに好きではないらしいのが、なんか残念。残酷&描写のあるマカロニウエスタンだけでなく、映画音楽そのものが「絶対音楽」(字幕では出てました)側からは「あんなのやっとって」的に見られていたらしです。

が、それが「絶対音楽」側からも認められたという「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」で組んだのも世に出たマカロニ作品と同じ、小学校の同級生だったというセルジオ・レオーネ。やっぱしこの2人のコンビが一番です。キューブリックが「時計仕掛けのオレンジ」でモリコーネに依頼しようとしたところ、レオーネが嘘ついて断ったのは、取られたくなかったんだろうなあ。もっとも偏屈なまでに生真面目なモリコーネ、本人はやりたかったらしいけど、もし実現していても決裂していただろうし、あれはあれでよかったとは思います。

そんな気難しいモリコーネが奥さんのことと「ニュー・シネマ・パラダイス」のことを語るときだけは柔和な表情を見せていて、ほっとしました。

アカデミー賞に何度もノミネートされ、「アンタッチャブル」では獲得寸前までいきながら取れず。90歳ぐらいになってようやく「ヘイトフルエイト」の格調高い音楽で受賞したときめがけて、珍しくちびちび飲んでいたビールを残しておいて、乾杯しました。が、監督のタランティーノ、本当は「夕陽のガンマン」のようなマカロニ調にしてほしかったんじゃないかなあ。



これ鑑賞してるから余計楽しめました🔻


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