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歌舞伎座に女優・寺島しのぶ登場といういことで出撃も、松緑のド迫力にビックリ…わし流 芸術の秋2023⑩「文七元結物語」「天竺徳兵衛韓噺」歌舞伎座⑪惜別というわけで初めて行った…日野春アルプ美術館⑫ワシと同年代なので同じようなのを見て育ったんだろうな、と松本まで遠征…⑬「映画監督山崎貴」松本市美術館

錦秋十月歌舞伎「文七元結物語」「天竺徳兵衛韓噺」歌舞伎座



男ばかりのはずの歌舞伎に女優・寺島しのぶが出演と聞いて、今年2度目の歌舞伎座に出撃。

歌舞伎とは「こうしたらカッコよく、または美しく見えるんじゃないか」というもの、という感じがするワシとしての感想は…。

「文七元結物語」の寺島しのぶの役は娘役でなく職人のおかみさん。その役を本人も中年の女優が演じるという、言って見りゃそのまんまの役。なので意外と意外性がなかったんですね。
ということはフツーに男の歌舞伎役者がやったほうがよかったんじゃなかろうか? 映画で真冬に夏のシーンを撮影するときに「どうやったら夏らしく見えるか」という、多少オーバーになっちゃうかもしれないけど工夫をするようなことが感じられなかったもんなぁ。

いっぽう、国立劇場でこのところ何度か見ていて、「なんか地味だなぁ」と思っていた尾上松緑が主役の「天竺徳兵衛韓噺」は怪獣のような大ガマともども、凄い迫力。ワシが構えている双眼鏡の中からはみ出してくるんじゃないかというほどの気迫でした。正直、こっちのほうが面白かった。

が、チケットを買う気になったのはやっぱし寺島しのぶ出演なんだから、やっぱし意味があるわけですね。


初めまして、そしてさようなら日野春アルプ美術館


もともと知らなかったんだけども、新聞で閉館することを知り、「JR秋の乗り放題パス」を利用して雨の中、中央線は日野春へ遠征。

歩くとけっこうありますが、途中、ちょっと道に迷い込みながらも、ようやう到着。

小さいながらもいろいろな画家の山の絵が飾られてあり、リラックスできる空間。山の本もたくさんあって、中にはワシが読んだことあるものもありました。

天気がよければ八ヶ岳あたりが見えたのかなぁ。もっと早く知ってりゃよかったね…。


美術館を出たあと、いったん小淵沢へ行ってからUターンし、その車窓からの風景。日野春というと鳳凰三山の眺めがいいところですね。
あ、考えてみりゃ今回初めて日野春で下車したなぁ。


ゴジラマイナス1.0と記念撮影もできた…「映画監督 山崎貴の世界」松本市美術館


その2歩後、今度はさらに足を延ばして松本へ。
「三丁目の夕日」や「鎌倉ものがたり」、そして新作「ゴジラマイナス1.0」
などなどのヒットメーカー、山崎貴監督の展示会があるということで遠征。

ぜんぶCGかと思っていた「ないたあかおに」をモチーフとした「もののけ島のナキ」のセットがあったり、制作前に出資者をつのるためのパイロット版があったりと、意外な感じがするものもいっぱいありました。

監督はワシとおおむね同世代なので、「同じようなものを見て育ってきたんだろうなぁ」ということで興味深かったのですが、なんとなくそう感じるものもあり、行ってよかったです。

ただ、なぜか東宝撮影所で本物を見たことがある「鎌倉ものがたり」の江ノ電の展示は見当たらなかったのが残念でした。



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