ボタニカル哲学(後集127)人の一生は操り芝居
この世に今生きている人間は、元来、一体のあやつり人形のようなものだ。
だからこそ、その根元は自分で握っている必要があるのだ。糸の一本も乱さず、自由自在に巻いては伸ばしていれば、全ては自分の意志次第となる。
他人の干渉を少しも受けなければ、操り人形として動く舞台を抜け出せるだろう。
つまり、社会的なマインドコントロールを受けている客体的、受動的な俗人は、見えない糸に踊らされ、自分の人生を実現できないが、主体的で、能動的な達人は操り人形ではなく、正に本来の自分を実現している人間