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呟きとメモ

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つぶやきやメモを集めたものです。新聞や本で見つけた言葉も含まれています。
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2023年8月の記事一覧

佐藤尚武、駐ソ連大使の言葉

佐藤尚武、駐ソ連大使の言葉

今日2023-8-13の朝日新聞に78年前の駐ソ連大使、 佐藤尚武氏の言葉が紹介されていた。 編集委員 曽我 豪氏の記事である。
「すでに抗戦力を失いたる将兵および 我が国民が全部戦死を遂げたりとも 、ために社稷は救われるべくもあらず。七千万の民草枯れ上ご一人 ご安泰なるをうべきや。」
敗戦が迫っている状況の中、こんなことが言える人はどのくらいいるのだろうか。実に勇気のある言葉ではなかろうか。

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最近の社会面、2023年の夏

最近の社会面、2023年の夏

最近の世の中の出来事を見聞きすると、なんだかとても現実世界のこととは思われない。すべてがが何か乖離し、リミットがはずされているらしい。
国を背負うはずの某官房副長官とその周辺の人々を巡る週刊誌報道、札幌の首切り事件で逮捕された精神科医家族、これらの舞台設定と登場人物の様々な経歴や背景は現実なのにフィクショナルな感が強い。
これらは、今日の日本におけるモラル崩壊や人格崩壊、社会崩壊の姿を先端的に示す

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新聞記事より「司馬遼太郎生誕100年」

新聞記事より「司馬遼太郎生誕100年」

上記標題は、2023-8-7の朝日新聞記事。
ここに木内昇さんの次の言葉があった。
「司馬は 思想を書かない人だと思うんです。 ことに印象的な登場人物は、議論が嫌いな人が多い。竜馬はもちろん 、「燃えよ剣」の土方歳三も、「 国盗り物語」の 織田信長 もそう。 議論をして相手を論破しても恨みを買うだけで世の中は変わらない。 それよりも自分が行動で示して結果を出せば、周りも動き始めると信じているふしが

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