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佐藤尚武、駐ソ連大使の言葉

今日2023-8-13の朝日新聞に78年前の駐ソ連大使、 佐藤尚武氏の言葉が紹介されていた。 編集委員 曽我 豪氏の記事である。
「すでに抗戦力を失いたる将兵および 我が国民が全部戦死を遂げたりとも 、ために社稷は救われるべくもあらず。七千万の民草枯れ上ご一人 ご安泰なるをうべきや。」
敗戦が迫っている状況の中、こんなことが言える人はどのくらいいるのだろうか。実に勇気のある言葉ではなかろうか。
佐藤尚武氏は、ソ連の「不測の展開」を指摘し、警戒していたソ連からの対日宣戦布告を受けた人である。それなのに当時の日本政府は、どうにもならなくなって、ソ連に和平の仲介を依頼しようとしていたのだった。

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