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夢の中のN島秀俊が教えてくれた「モテる男の会話術」

先日、珍しくリアルで強烈な夢を見た。

内容は、
「何かのパーティーにモデル風美女と同伴出席していた"あのN島秀俊"と、何故か会場でたまたま出くわした私は意気投合し一緒に食事を楽しみ、しかも何故か会場のトイレが使えないという理由で、2人で仲良くテーブルの下の桶に密かに用を足す(小の方)という、とんでもない秘密を共有し、ひそひそ笑いながら2人で楽しく過ごす」という奇異なものだった。

食事中の方、申し訳ないです。ファンの方、すみません。ちなみに私は全然、N島秀俊ファンじゃない。

とびきり変な夢だったなぁと思いつつ、夢の中のN島秀俊が私を気に入った理由はなんだったのか思い浮かべてみると、

「君と話していると全然飽きない。面白い人だね」

をやたらと連呼していたのを思い出した。繰り返すが、あくまであくまで夢の中の話。完全に私の頭が作り上げた”イカれたフィクション”だ。

夢の中のN島氏は終始、私の話の聞き役で、でも話の途中でぐいぐい質問や合いの手を入れてきて(でもその合いの手は絶妙)とってもノリが良かった。

私も一体なんの話をして、天下のN島秀俊の心を鷲掴みにしたのかは分からないのだが、とにかく私の話や考え方みたいなものが夢の中のN島氏にかなりツボったらしい。

夢の中のN島氏は、洗剤のCMで主婦達を癒すのと全く同じ柔らかく紳士的な笑顔でずっと話を聞いてくれて、しかもただ一様な笑顔というよりもイケメンなのにコロコロと表情を変えて、驚いたり噴き出したり納得したりと、終始心底楽しそうに反応し、そんな彼を前にし語り手として私は大満足だった。彼のおかげで、私自身とってもほっこりした気持ちになれた。

「こんな一流イケメンをこれほどまでに楽しませるなんて、嗚呼なんて私はコミュ力が高いんだ。相当に話上手で出来る女で、知性の塊だな...」なんて本気で自画自賛してたら、知らぬ間に目が覚めていた。

と。前置きが長かったけれど、ここでお伝えしたかったのは、N島秀俊が夢に出てきてテンションが上がったという話ではなく、人々の会話を楽しくするのは話者の手腕というよりも、案外聞き手の「聞き方」や「ツッコミ方」次第かも、ということなのだ。特に芸人など話のプロじゃない素人同士の会話においては。

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