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そうなの

夢を見た。昨日、なにがやりたいのか、みたいなことをnoteに書いて寝たせいか、夢の中でわたしは、自分が書いた映画かテレビドラマのシナリオを誰かに見せているところだった。

「こんなチャンスをいただき、ありがとうございます。わたしは本当に、これがやりたかったんです。シナリオを書きたかったんです!」と強めに言う自分がいた。それを俯瞰で見ている自分もいて、「え?そうなの?」と思っていた。

そういえば幼稚園の時、お誕生日に、自分の手形を押して、将来なんになりたいかを書いたカードを作るのが恒例だった。ひらがなを習いたてのわたしは「おもちゃやさん」と書いたつもりが「ゃ」を書き忘れていた。先生から「わーすごい!りかよんちゃんは、おもちやさんになりたいんだね!」と言われたのを覚えている。その時は、先生には子どもの書き間違いだと気づく想像力がないのかと思って言い返しもしなかったが、今になって考えると素直ないい先生だったなと思う。なんの疑いもなく、ありのままのわたしを受け止めようとしていたのだ。

はて。わたしは夢の中の言葉をありのままの自分として受け入れることができるだろうか。素直にシナリオを書きたいと思っている自分を受け入れることができるのか。いや、できん。わたしは既に、もう自分を信用することができなくなっている。あれもこれも中途半端で、家庭も仕事も抱えた自分に、創造力が残っているとは思えない。それに机に向かう時間もない。

ま、そこを覆していくところから始めなければ、という話だ。文明の利器を使いながら、休み休み、歳をとったなりに、形にしていくしかない。


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