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続・なんか食べたい

なんか食べたくて仕方ない。まだそのブームが終わっていない。「ガリガリ」と音がするものが食べたい。歯ごたえが適度にあって、噛み砕くと音がするもの。ところが、小麦粉や米などの穀物類のお菓子は、食後にひどい罪悪感に苛まれる。チーズも油脂を多く含むからダメだ。きゅうりをポリポリとかじってみたが、すぐに食べ終わってしまう。満足感が少ない。噛みたいだけならガムでも良さそうだが、ガムには腰がないのですぐ飽きる。

食品棚の隅っこをあさってみて「む。これは」と掘り出したのが、出汁用の昆布だ。利尻と銘がある。しかし、数年経っていて、カラカラに乾いており、切ろうと思ってハサミを入れたらバキバキに折れてしまった。その昆布の破片を口に放り込む。角が刺さりそうだが、かまわずに噛む。パキッポキッと砕ける音がして、いつまで噛んでも味がなくならない。天然のアミノ酸がじわじわと口腔内を満たしていく。

これいいんでないの?と思って調子に乗ってバリバリ食べていたら、喉が乾くことがわかった。何事もほどほどにしなければならん。

もうれつに眠いので、食べることは忘れて、もう寝ようと思う。おやすみなさい。

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