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暖取れないかその静電気

静電気がたまりやすい体質、というのがあるのかもしれない。

冬になると、毎日のようにバチバチと痛い目にあう。家の中でも外でも、とにかくバチッとくる。その度にイラっとする。無性に腹がたつ。あの不意打ちの痛みを好意的には受け取れない。

それにしても、わずかなりとも「電気」なのだから、何かに貯めて、有効活用できないだろうか。冬だから、カイロがわりに暖を取れたりするといいのだが。

ガソリンスタンドに行くと、「給油前に静電気除去パッドをお使いください」と表示があるし、ご丁寧にアナウンスまである。あれを触ったとき、人体の静電気を開放するのではなく、貯める、というのはどうだろうか。

いつだったか、学生のとき、後ろの席の子にプリントを渡そうとして、お互いの指先に火花が見えたことがある。指先と指先の間に白い電流が流れていた。ものすごく強いバチッとしたショックがあり、かなり痛かった。あのパワーがあれば、なんかできそうなんだけどなあ。

なんだ。専門的な人たちはすでに考えていたのか。

とはいえ、わたしの場合は静電気の有効利用の開発など夢のまた夢なので、体内に溜まった静電気を逃がすしかない。いや待て。ちょっと前に解決策を手に入れていたじゃないか。

アーシングだ。裸足で大地に立つ。ここのところ、忙しさにかまけて、全然地球に立ってなかった。やるか。しかし季節は冬。寒い。かかとのヒビ切れとしもやけの指で庭に出るのは勇気がいる。でも静電気はコワイ。うーん。どっちを取るか。

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