見出し画像

おひがん

お彼岸である。墓参りにも行かず、家でぼんやりしている。ご先祖は今、いったいどこでどうしておられるのか。墓参りにも行かない子孫をお許しください。

お盆は帰ってくるのだから、家にいてもいい。わたしには霊感はないようなので、気配は感じないのだが、イメージならできる。ご先祖が帰ってきて、「いやあ、元気にしておったのか」という感じ。でも、ご先祖はいつもどこかで見守ってくれている、とおばあちゃんから聞かされてきたので、元気かどうかは知っているはずだ。んー。若干の矛盾。

お彼岸らしいことを墓参り以外でできないものかと思って、おはぎを作ってみた。市販の「あん」を使えば意外に簡単だった。もち米とうるち米を2:1の割合で炊き、すりこぎなどで軽く突いて(半殺しと言うらしい)まとめたものを「あん」で包む。あるいは、砂糖を混ぜた黄粉をまぶす。東北ではずんだ、関東は黒胡麻、関西では青のりをまぶすとも聞いた。

お供え。南無。

お店で買うおはぎに比べて劣る点は、「もち部分がまずい」ということだった。炊き方が良くなかったのか、米の質自体がよくなかったのか。ご先祖も「まっず。」と言っているに違いない。これはいつかリベンジしたい。



サポートいただけたら、次の記事のネタ探しに使わせていただきます。