Rika Ishitsuka

公共とデザイン 共同代表 / 人と人・人とモノ・人と社会の関係性に興味があります

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マガジン

  • PUBLIC & DESIGN|公共とデザイン

    • 63本

    企業・自治体・共同体と実験を共創するソーシャルイノベーション・スタジオ「公共とデザイン」が運営するメディアです。クリエイティブ視点でガバナンス、民主主義、市民参加などの理論と実践例をお届けします。 プロジェクトのご依頼、登壇や研修、協業などのご相談はサイトのお問い合わせからどうぞ。 https://publicanddesign.studio/

  • DIY家具レシピ|making for daily life

    • 8本

    イシムラハウスのDIY家具のつくりかたを公開するマガジン。イシムラハウスのインスタグラム:https://www.instagram.com/house_ismr/

最近の記事

はじめに (石塚)|making for daily life

📕 #|making for daily lifeについて 📘 #|はじめに(石村) 📘 #|はじめに(石塚) ←現在この記事です 📘 #00|DIYは準備が重要 📕 #01|ブックエンドのいらない本棚 📕 #02|シンプルな収納と引き出し 📕 #03|コードを巻けるキャビネット 📕 #04|上から使える収納 イシムラハウスの日々の生活の改善や、あだちシティコンポストでの活動は、自分や共に暮らす家族へと注意をむけ、使ってみたり、観察したりすることで「もっとこうだったらいいの

    • 📕 #04|上から使える収納のつくりかた【DIY】

      キッチンの背面に設置する棚が欲しかった。というのも、キッチン天板の上に洗剤や調味料、水筒、お酒がでていて、天板を拭くたびに動かさなといけなくて、日々ストレスだった。そこで、上から使える収納があれば、そこに洗剤を収納できて便利で掃除をし易いと思って考えた。エアコンや直射日光があたる場所だったので、蓋をつければそれらの問題からも解決できる。とは言え、意外と面倒なので、難易度は少し高め。棚をつくるなどして、スキルが上がったら作るのがオススメである。(文章:石村大輔) ✁----

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      • 📕 #03|コードを巻けるキャビネットのつくりかた【DIY】

        なるべくシンプルな棚が作りたかった。初めはコの字型で、本を並べていた。とは言え、やはりコの字型の収納は強度的に心配で背面の板を付け加えた。ただ、強度の為にパーツを追加するのもしゃくなので、何か機能が欲しかった。 棚の問題とは別にサーキュレーターは床に置かれ日々を過ごしていた。掃除機をかける度にサーキュレーターを動かすことも無いし、サーキュレーターはいつもほこりまみれだった。そんなときに、背面の板をコンセントが通る隙間をとって、下の台にぐるぐるまわせるとコードも綺麗に収納できれ

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        • 「making for daily life」について

          当マガジンは、インスタグラムで家アカウント[イシムラハウス@house_ismr]を運営する2人が、自宅でつくったDIYの家具のつくりかたを公開するマガジンです。 ⭐DIYのレシピの特徴 マガジンのあるきかた📘 making for daily lifeについて ←現在この記事です いい機会でしたのでひとりづつそれぞれ「はじめに」のテキストを書きました。 📘 # はじめに(石村) 📘 # はじめに(石塚)  📘 #00|DIYは準備編【DIY】 📕 #01|ブックエン

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        記事

          一般社団法人公共とデザイン_2022年活動履歴

          こんにちは、一般社団法人公共とデザインの石塚です。年末なので、2022年のの活動履歴をリスト化しました。 👉2021年の活動履歴はこちら プロジェクト実績渋谷区|イノベーションラボ 渋谷区で検討している、新しい価値観や眼差しを見つけ出し、共に実践していくために小さな実験を繰り返す実験の場『Shibuya Scramble Lab(仮称)』。公共とデザインでは昨年度から引き続き、ラボ設立の支援としてプロジェクトに伴走しています。 現在は、小さく実証実験を繰り返し学習を積み重

          一般社団法人公共とデザイン_2022年活動履歴

          「わたしの生活」と「環境危機」の関係をつなげる

          環境危機への対策は、地球規模で取り組む大きなトピックスとしてますます重要度を上げています。例えば2015年に結ばれたパリ協定は、2020年以降の地球温暖化対策に向けて、世界の200カ国が「世界の平均気上昇を産業革命前と比較して、2℃より充分低く抑え、1.5℃に抑える努力を追求すること」を目的として合意し成立しました。日本でも(色々と話題になりましたが)、2050年までにに温室効果ガスの排出量を実質0にする、カーボンニュートラル社会の実現を目指しています。しかし、日本の現状はゴ

          「わたしの生活」と「環境危機」の関係をつなげる

          同じ場所を共にする隣人と深く知り合う、「縦の旅行」へ

          経済発展は生活の質や利便性を引き上げた一方で、少しずつ、しかし確実に、私たちの社会には分断がひろがっています。最近はエコーチェンバー現象やフィルターバブルといった言葉を聞く機会も多いと思いますが、普通に生活しているだけでは自分を取り巻く見えないバブルを認識することも、ましてはそこを抜け出すこともますます難しくなっている状況です。 そんな状況を打破するためには、異なる他者と出会い自らとの違いに驚くことが、自分のバブルに気がつき別のバブルへと己を拡張してくための1つのきっかけと

          同じ場所を共にする隣人と深く知り合う、「縦の旅行」へ

          住むを実験することで、社会との関係性が変化する

          「自分を変えるにはまず環境を変えよ」と言葉もある通り、身の回りの環境とはわたしたち自身を変化させるのに十分な影響力を持っています。ここで示されている”環境”とは、周りの人間関係やそこでの常識などソフトな面ももちろんですが、物理的な外部環境を変えることが価値観の変化につながる、という意味合いも含まれています。 その中でも一日の中で多くの時間を過ごす住環境は、私たちにの生活に大きな影響を与えます。物理制約や空間によって、私たちの生活はゆるやかに型どられています。例えば、物理的な

          住むを実験することで、社会との関係性が変化する

          メンタルヘルスや死と向き合い、生の可能性を拡大する

          COVID-19の流行によりマインドフルネスやウェルビーイングな生活が世界的に改めて見直されています。一方で、「世界一精神病床数が多い」「先進国の中で10代の自殺者数が一番多い」のが今の日本の現状です。 日本において、精神医療を必要としている人との数は増えつづけており、平成11年に240万人だった患者総数は、平成26年には392万人を超えるまでに増大したと言われています。メンタルクリニックの相次ぐ開業で医療機関でのメンタルケアが手軽になったことや、昔よりも手軽で効果の高い新

          メンタルヘルスや死と向き合い、生の可能性を拡大する

          市民参加のはじめの一歩をデザインする

          これまで行政が担ってきた公共の問題が、ますます大きくなりながら複雑化している結果、行政組織内だけでは対応できないスキルや専門知識が要されています。そこで行政府は市民の力を活用してより効果的な意思決定と行動を行うような仕組みやプラットフォームをつくり、人々の持つ情報・知識・スキル・ネットワークを動員し、社会問題の解決に取り組んでいます。 市民が”参加する”ということ これまでPUBLIC & DESIGNでも、市民がまちづくりや政治にいろんなフェーズで携わっていく方法を多く

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          道路の主役を車から人へ:パリ15-minute city / ストックホルム1-minute city

          空気汚染や環境危機の観点から、都市部への自動車の乗り入れを禁止する動きが世界中で広がりを見せています。ノルウェーのオスロは2019年までに都市部にあった駐車場をすべて撤去していたり、アテネ(ギリシャ)・メキシコシティ(メキシコ)では2025年までにディーゼル車の乗り入れを禁止にする計画をたてていたり、ロンドンでは古くなり排気ガス量が多い車両に課金する超低排出ゾーン規制(ULEZ)が始まっています。 車による排気量を減らすミッションはどの計画・制度でも共通に設けられていますが

          道路の主役を車から人へ:パリ15-minute city / ストックホルム1-minute city

          小さなプロジェクトから大きな変化へ:自らが実践するプロジェクト

          これまで、行政が中心となって市民とともに生活や制度をつくりあげていくプロジェクトを多く紹介してきました。一方で「私的衝動から公共性を生み出す、プロジェクト駆動の民主主義」の記事のように、市民の個人的なプロジェクトが、わたしたちの生活や社会を変化させていく変化のきっかけとなるようなケースも多々あります。 今回は、社会を変えるために自らが実践していた人々やそのプロジェクトに焦点を当てていこうかと思います。 小さなプロジェクトが大きな変化につながっていく 大きなスケールのシステ

          小さなプロジェクトから大きな変化へ:自らが実践するプロジェクト

          デザインは経済的な価値を超えられるのか

          デザインの歴史をたどると、デザインの発達に産業・商業が大きな外部要因として存在しています。例えば、近代アメリカのデザイン文脈だけをみても、インダストリアルデザインにおけるレイモンド・ローウィやウォルター・ドーウィン・ディークから、デザイン思考を提唱したIDEOのティム・ブラウンまで、デザインがビジネスに関与しながら大きく発展してきたことがわかるかと思います。 現代日本で見渡してみても、自分の所属するデジタルの世界では、デザインが事業価値をどう押し上げるか?ということを示すた

          デザインは経済的な価値を超えられるのか

          発展途上国におけるイノベーションラボの役割

          これまで政府や地方自治にあるデザイン・イノベーションラボをいくつか取り上げてきましたが、その大半がヨーロッパ・アメリカ・オセアニアなどの先進国の事例が中心でした。今回は発展途上国におけるイノベーションラボの事例やプロジェクトを紹介します。 発展途上国における課題と機会先進国の持つ課題と比較すると優先順位や緊急度が異なる課題が存在しますが、このような機会は逆にチャンスでもあります。経済が十分に発展している国では複雑な公共サービスや制度が構築されてしまっているため、再構築には難

          発展途上国におけるイノベーションラボの役割

          共感から生まれる公共のイノベーション

          Empathyとはなにかデザイナーの専門家もつ普遍的なスキルとして「Empathy(共感)」をよく耳にします。共感、といえば理解できるものの、日本語の共感を英語で訳すと、EmpathyとSympathyの2つがでてきます。 Oxford Leaner's Dictionaryでそれぞれの意味を調べてみると、それぞれの言葉は以下のように定義されていることがわかります。 Sympathy Sympathy, the feeling of being sorry for som

          共感から生まれる公共のイノベーション

          社会システムのDark Matterに対峙するDark Matter Lab

          前回の記事ではイギリスの上場企業で行政府向けのデザイン機能を提供している「FutureGov」について取り上げました。今回の記事では、FutureGovと同様、特定の政府機関や自治体に属していないデザイン組織Dark Matter Labについて取り上げます。 Dark Matter LabとはDark Matter Labは、技術革新と気候崩壊に対応するために必要な”大きなにトランジッション”に焦点を当てている組織です。彼らのミッションは、民主的で分散型の持続的な未来をつ

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