人間感覚を失ったあの夏(3)〜 分からなくなった、地球に存在する意味 〜
次々に宇宙の機密情報的な情報を得ながら、当然のように今度は、こんな大きな疑問が湧いてきます。
「そんな大事な情報を、どうして私に送ってくるの?」
ということ。
例のごく身近な男性からのリーディングを始め、過去自分自身で感じ取った情報からも、自分の宇宙的な役割や立場をなんとなくは聞いていても。
今現在、地球で肉体を持っている人間の中に意識がある以上、そんなこと、リアルな実感を持てるわけない。
どこかで知っている気はしても、
「自分は一体何者なのだ!?」
という思いもより強くなっていきました。
○ 舞い込んできた神様の仕事
でもそんな頃。
仕組まれているかのような流れで。
神様に関わる仕事の依頼が、ある亡くなられた方と、高次存在から舞い込んでくるという出来事がありました。
私の宇宙的な役割を、嫌でも認めさせようとするかのように。
依頼を受けてからしばらくは、その仕事の責任があまりに重すぎて、負けそうになっていました。
でも、今まで送り込まれてきていた宇宙の情報が、明るい情報だけでなく、暗かったり衝撃の大きい所も多々あったので、それに疲弊していましたが。
神様の仕事に関しては、やっと高次の“クリーンな”世界の方に焦点が定まってきたという点では、だいぶ心が落ち着いてきたのでした。
そしてその仕事を受けるか受けまいかしばらく躊躇している間、やはり向こう(高次存在)から、何度かお尻を叩かれながら。
結局、かなり時間はかかりましたが、冬頃にはその仕事を受け入れてみようと、やっと覚悟を決めたのでした。
不思議なもので、あんなに重圧に押しつぶされそうになりながら躊躇していたのに。
一度腹をくくったら、“自分の体の一部のように”と言ったらおかしいかもしれませんが、その仕事に取り組むことが、ごく自然なことな気がします。
今は下準備のようなことだけ、少し取り掛かり始めています。
もちろん、現実世界でお金などの物質的利益が生まれるわけではないですが、ここには妙な使命感を感じています。
この仕事は、きっと誰も知らないところで、これから1人静かに着々と取り組んで参ります。
(1人とは言っても、実際には高次仲間と一緒に手を組んでやるので、そんなに孤独ではない。)
その仕事の中から、また自己の学びと成長を深めていき、皆様のお手伝いをする時に、還元させていただけたらと思います。
○ 分からなくなった、地球に存在する意味
さて、話は夏に戻りまして。
「そんな大事な情報を、どうして私に送ってくるの?」
という大きな疑問に対して。
自問自答したり、高次存在からの回答も時々得ていくと。
やはり当然のように、ごく自然とこんな思いがわいてくるのでした。
「だったら人間として存在している意味がないじゃないか!」
「地球なんかにいる場合じゃない、今すぐ宇宙に戻る必要がある!」
と。
単純に、
「(地球ではない)宇宙の中に使命がある」
というようなメッセージを受け取ったら、地球で生きている意味がよく分からなくなってしまったということなんですが。
こんな思いが湧いてきてしまったことは、自分でも厄介だと思いました。
自然と湧いてきてしまうこの思いを、どう扱ったらいいのか。
どうしたら自分の気持ちを落ち着かせることができるのか。
非現実を現実として感じてしまっている今のこの状態は、例えそれが事実だったとしても、この地球を生きる上では支障があります。
大事な子ども達を目の前にしていても
「宇宙に戻らなければ…!」
なんて焦る思いが湧いてくると、自分はなんて親なんだと罪悪感を感じます。
宇宙の機密情報が次々に降りてきていた時期よりはまだマシでしたが。
でもこれはこれで、自然と湧いてきてしまう思いや欲求を抑えなければならなかったり、葛藤したりで、それなりに苦しかったです。
もちろんこのことも、簡単には人に言えず、それにより余計追い詰められていきます。
言う人を間違えたら、鬱や幻覚・妄想だと、精神病院行きになる可能性だって、きっとあるでしょう。
普通には理解してもらえないでしょうけど、決して気を病んだとか、自殺願望があるとか、そういう状態では全くありませんでした。
一見したところは心も体もいたって健康。
むしろ、エネルギーはいつも以上に高まっていました。
○ 異常に高まるエネルギー
今振り返っても、特にお客様を目の前にした時など、エネルギーを発揮しようとしたときの威力は、その時期かなりのものでした。
育休中、臨時に受けて行ったセッションでも、お馴染みのお客様に
「今まで以上にパワーが溢れてる…!!!」
「オーラがすごい(強くて大きい)!!!」
と本当に驚かれました。
恐らく、今以上だと思います。
宇宙へ強く意識が向いたことで、宇宙からのエネルギーを直に受け取れる状態になっていたようです。
(気功で「気で人を投げ飛ばす」というものがありますが、この頃はそれが自分にも「やればできる」と思っていました。怖くてやっていませんが。)
このように、エネルギーが高まるという状態にはなっていながらも。
これ以上非日常なことが続いたら、あまりの長期戦にいよいよ心がもたなくなるかもしれない…。
そんな危機感を感じ始めていた頃。
私の状況は、またさらに、ガラッと変わることになります。
さぁこれからが、いよいよクライマックスです。
(つづく)
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