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人間は他者に対して何を求めているのか

良い意味で他者は私たちが思っているほど完璧ではないし、手が届かないほど遠くにいる人たちを賞賛している人たちは、彼らの欠点を含めて愛しているのだろうか。

人より長けていること・目につきやすいことは、褒めやすいし好意に発展しやすいけれど、そんな薄っぺらい愛情なんて続かないし、優れている点は少しでも能力が落ちた瞬間に批判の的となる。

一体、人間は他者に対して何を求めているのだろうか。

愛情とは、他者の弱点をみたときに愛おしく思えること、それを含めて貴方だと認められることなのではないか。弱点を認められないのであれば、恋や愛だと思っているその感情は偽物だとすら感じる。

どうしても許せないことは誰しもあるのだから、全人類を愛すことは難しいけれど、弱点と弱点を包み合える人同士で生きていければ充足感が得られるのではないかなあ、なんて思う。

弱点ををみると完璧じゃないと離れる人もいるけれど、人間、綺麗なところばかりじゃないから味があるのにね。自分の理想の型にはめて相手を見るのではなく、水のような形があるようで無いもののように、相手の存在を認めたいですね。

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