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大切な妹

わたしには大好きな妹がいる。年齢が3つ4つ離れていて遠くに住んでいる。幼い頃はよく喧嘩をしていて、髪の引っ張り合いや物の投げ合いも経験済み。女の子同士の喧嘩は世間の想像より激しい。

そんな妹が今日、自分の家へと帰った。お盆休みをずらして取っていた関係でこのタイミングで遊びに来てくれていたのだが、やっぱり何度経験しても慣れない。私は今とにかく寂しい。

人の見送りはこんなにも孤独を感じさせるのかとびっくりするくらい毎回打撃を受ける。

小さい頃は妹がなんとなく嫌いだった。交渉してやっと手に入れたゲームも、妹は私が持ってるという理由で幼い頃から手にした。携帯も同じ。何もかも妹ばかりずるいという気持ちが先走って、どうも許せなかった。

でも、妹は妹で私が許せなかったらしい。いつも新しい服を買ってもらえて、何かを選ぶときも私が先。私と同様そういうちょこっとしたポイントが、気に障ったらしい。

こういう話も大人になってから初めて知ったこと。


ここ数年会うたびに必ずするルーティンがある。それは、プリクラを撮って、販売機でセブンティーンアイスを買って食べながら帰ること。アラサーにもなってすることでは無いかもしれないが、凄く楽しい。

こんな学生のようなことにも妹は嫌な顔せず付き合ってくれる。本当にありがたい。いつまで続くかは分からないけれど、何歳になっても若い子に混じりながらプリクラ撮ってセブンティーンアイスを食べる大人でいたいなあ。しあわせな時間。

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