【008】キャリアを、自分という資産を複利で増やしていくゲームと考えてみる
個人的には、キャリアというのは、自分という資産を、経験やスキルを身につけることによって、複利で増やしていくゲームだと思っています。自分の市場価値をレバレッジをかけて大きくしていくゲームです。
市場価値は「複利」で増えていくので、すこしでも早いうちに経験やスキルを身につけた方が、自分の市場価値もより早く大きくなっていく。
他方で、年収で会社選びをするのは、労働時間を切り売りするゲームの視点です。自分が提供する労働時間に対して、少しでも多く給与をもらえたら勝ちです。その場合、労働時間は使うとなくなる「資源」ととらえて、出し惜しみした方がよいと考えます。いかに「搾取」されないかが大事。
その場合、想定外に新たな仕事が増えたり、難易度の高い仕事を課された時に、提供する労働力が増えるので避けようとします。そうすると「今後はこの人に頼むのやめよう」となって、静かに機会が減っていきます。そして、縮小均衡のキャリアになっていきます。
自分の労働を消耗していく「資源」ととらえて出し惜しみするのか、キャリアという「資本」を増やすゲームだととらえて、若いうちにスキルや経験で市場価値を高めることを優先するのか。
どっちを選ぶかは自由ですが、自分は後者です。
仮に報酬が小さな仕事であっても、そこから学べることが自分の市場価値を高めるのであれば、それは美味しい仕事だと思うのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?