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マーケットアップデート【日経平均の今後の動向は?】

お久しぶりです!RIKANAです!

前回の投稿から約1か月ぶりの投稿です。

皆様はお元気でしたでしょうか?

私は相場の変動とコロナ禍に悩まされながらも、何とか4月も利益を確保して終えることが出来ました。

前回は「WTIはどこまで下がる?」でWTIの安値は16~18ドルかと書きましたが、まさかの「-40ドル」となり私も呆然自失となりました。

なんでもWTI先物は期日になると差金決済が出来ないので、「現物を引き取るくらいならお金を払うから持って行ってくれ」となりマイナスでの取引が行われたようです。

現在も原油の貯蔵施設は不足しておるため、需給面では原油が急激に上昇していくのは難しいと思いますが、テクニカル面で見ると一旦底入れの様相を見せております。

WTI週足チャート 

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前回の投稿では、16~18ドル(赤い枠組み)を下値の目途にしましたが、一旦反発した後、瞬間-40ドルという衝撃的な価格を付けた訳ですが、その後20ドル付近まで戻ってきており、54°線(緑色四角1)を一旦下に突き抜けた後、その下限を上回り戻り始めています。

相場の世界では行き過ぎた水準まで行くことで、買い方(もしくは売り方)に投げ売りを誘発させ、その後トレンドが転換すると行ったことはよくあります。

今回のケースで言うとおそらく多くの投資家はWTIがマイナスになることは想定しておらず、10ドルや5ドルとなった時に「これは安い」と先物やCDF、またはETF等で大量の買いを入れたのではないでしょうか?(私も大きな金額ではありませんが買いを入れました(涙))

そういった値ごろ感で買いを入れた投資家が全て損失を被った後は、買いを入れる投資家も少なくなり、むしろ今度は売りを入れようかと考える投資家も目立ち始めているので、今後はしばらく下がらない状態が続くのではないかなと考えております。

WTI週足チャート

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週足のチャート上で言いうと①28~24ドル②34~32ドル付近までの戻りは期待できるのかなと考えることが出来、弱ければ①で、強くても②付近と言うことです。

しかしWTIについては期限月の問題があるので、先物やCFD、ETFを利用しての投資よりも、石油株への投資の方が安全かもしれませんので、私は両方のリバウンドへの投資を検討しております。

日経平均ですが、3月19日に16,358円の安値から4月30日の20365円と約4000円上昇しました(安値から約25%の上昇)

この日経平均の大幅な上昇には違和感を感じているマーケット関係者も多く「コロナ問題で経済環境は悪化の道を辿っているにもかかわらず、何故に株価は上がるのだ?」と言われております。

確かに日米欧の中央銀行が嘗てないスピードで金融緩和を行い、ドル不足への不安や金融危機への不安は急速に低下しました。また各国政府の大規模経済対策が出たため、コロナ後の景気回復に期待も持てるようになったのかもしれません。

しかし、所詮マーケット価格というのは「需要」と「供給」のバランスに他ならない訳です。3月19日に16358円の安値を付け反発したのは「売り方」<「買い方」になっただけに過ぎないことを認識したうえで、今後の需給バランスがどうなるのかを考えていくべきです。

そして過去からの需給バランスの推移は「チャート」に表現されており、そのチャートの「法則性」を利用し将来を予測することが「ファンダメンタル分析」といった生兵法を利用するより、はるかに確実性が高いと考えております。

それでは日経平均のチャートを見ていきましょう。

日経平均週足チャート

日経週足0504

上記の日経平均週足チャートをご覧いただきますと、水色四角2の18°下降ラインで跳ね返されている形になっております(赤丸の部分)

常識的に考えると、現在のリバウンドは一旦終了し、再び下落し始めるように思えます。

下げ目途ですが、水色四角2の18°下降ラインの補助線と下限ラインが節目となります。下記のチャートをご覧ください。

日経週足0504②

①はまだ反発するケース。水準は20,700円~20,500円

②は小反落ケース。水準は19,000円~18,800円

③は二番底を付けるケース。水準は17,600円~17,400円

④はこれから一番底を付けるケース。水準は15,800円~15,600円

ですが、個人的には③の二番底を付けるケースをメインシナリオと考えております。

何故そんなに売り目線なのかと言うと、日経平均の月足を分析すると分かりやすいかとかと思います。

日経平均月足チャート

日経月足0504

上記のチャートは日経平均の1999年~2020年4月までの月足チャートですが、2020年2月(緑色丸4)に2012年から始まっていた上昇トレンド(緑色四角1)のラインを割ってしましました

このことは非常に大きな出来事だと考えております。このことにより約8年間続いた54°上昇ライン(緑色四角1)は終了し、54°下降ライン(緑色四角2)がスタートした可能性が高くなっております。

余談ですが超長期の日経平均は上昇トレンドを継続していると考えており、そのサポートラインとなるのが18°上昇ライン(水色四角2)のラインです。このラインは非常に強力なラインとなり、この18°上昇ライン(13,000円~12,500円)の下限を割ることはまずないだろうと考えております。

さて、日経平均が17,600円~17,400円の水準は月足で言うと赤丸(水色丸7)の水準となります(下記日経月足拡大チャート参照)

日経月足0504②

従って、日経平均の週足、月足を分析すると、5月は17,600円~17,400円を下限とした下落相場の可能性が高いかなと考えておりますが、今後上昇の余地が全くないのかと言うとそうではなく、可能性はあります。

その可能性は「NASDAQ」です。米国の3大株式指数を見ると「NYダウ」<「SP500」<「NASDAQ」の順で強くなっており、実は「NASDAQ」は月足レベルで今までの上昇トレンドをまだ下回っていないというのが現状です。

以前「バブル相場での儲け方」シリーズでも書きましたが、各国の中央銀行の量的緩和から始まった「バブル」のテーマは「新しい技術の革新」であり、その中心にいるのが「NASDAQ」です。

確かにコロラ後の生活を考えると、5Gの通信速度をはじめ多くのハイテク技術の利用スピードが速まることは容易に想像できます。

何より各国中央銀行の超金融緩和の影響で、投資資金は潤沢にある訳なので、そのハイテク株に資金が集中することも十分に考えられます。

また日本国内の個人投資家においても、長年株価が上昇しており、なかなか投資チャンスがなかったのですが、今回のコロナ問題で大幅に株価が下がったところは「千載一遇の好機」とばかりに投資を始めております。

3月にネット証券口座の開設が急増しているとのことですが、3月に開設し株式投資を始めた投資家はおそらく、この一か月のリバウンド上昇で大きな利益を上げられたのではないでしょうか?そう考えますと、日経平均やTOPIXと比べ東証マザーズの堅調さが目立つのも納得できます。

いずれにしても、私が想定するように今後も株価の下落が当面続くのであれば、今現状では想定されていない何かしらの悪材料が出てくることが想定されます。

その悪材料が出た時に「NASDAQ」や「東証マザーズ」が下がらなかった時はバブルが起こる可能性があることを頭の片隅に入れておくべきだと考えております。

それではまたマーケットに動きが出ましたら投稿させていただきます。

また定期的に「マーケットアップデート」はしていきたいと思いますのでご興味がある方は是非「フォロー」をお願いします!

それではまた!



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