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【1日5分で学習】移動平均線
こんにちは!トレーダーのRikaです。
今回は【移動平均線】についてお話しします。
移動平均線とは
移動平均線とは、指定した期間の価格を平均化して価格の推移を表すインジケーターで、「Moving Averaage」の略から【MA】とも言われます。
ローソク足の一時的な値動き(ノイズ)も平均化して表してくれるので、一目で相場の流れを把握できることから、利便性が高く、世界中のトレーダーに最も使われる分析ツールと言われています。
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移動平均線からわかること
移動平均線は、【ローソク足との位置関係】やその【傾き】等から、より詳しい相場状況を読み取ることができます。
1.移動平均線とローソク足の位置関係
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例えば、移動平均線がローソク足より下で右肩上がりだと、指定した期間の平均よりも多く買われていることを示し、【買い優勢(上昇)】の相場であることがわかります。反対に、移動平均線がローソク足より上で右肩下がりだと、指定した期間の平均よりも多く売られていることを示し、【売り優勢(下落)】の相場であることがわかります。
なお、移動平均線がローソク足の中間で横に推移する場合は、「レンジ相場」といって【もみ合い(横ばい)】の状況であることがわかります。
2.移動平均線の傾き
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移動平均線は、傾きが大きいほどその流れが強いことを示します。傾きが緩やかだと、価格がじりじりと変動する状況を示し、傾きがない場合は、価格変動がないことを示します。
移動平均線の種類
移動平均線には種類があり、一般的に【単純移動平均線(SMA)】、または【指数平滑移動平均線(EMA)】がよく使われます。
【単純移動平均線(SMA)】
指定した期間の終値の平均を計算し、線で結んだもの。
【指数平滑移動平均線(EMA)】
直近のデータを重視して計算された数値を線で結んだもの。
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上記の図は同じ期間で設定したSMAとEMAです。
SMA(黄色)は全体の平均から全体の流れを滑らかに表している一方で、EMA(ピンク)はSMAより直近データを重視して計算されるため、ローソク足の動きにより近く、価格動向に敏感に反応しているのがわかります。
どちらを使うべき?
SMAとEMAのどちらを使うのがいいかというと、答えはありません。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、トレードスタイルや用途によって使い分けられます。
【単純移動平均線(SMA)】
メリット ⇨ 流れに安定性があり、ダマシのサインが起きにくい
デメリット ⇨ 価格変動に対する反応が遅れやすい
【指数平滑移動平均線(EMA)】
メリット ⇨ 価格変動に対する反応が早い
デメリット ⇨ 変動が激しく、ダマシのサインが起きやすい
移動平均線の設定期間
移動平均線の設定期間は、短期・中期・長期と分かれ、主に用途で使い分けられます。よく使われる設定値を合わせてそれぞれ紹介しますね。
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【短期MA】※20期間(または21期間)
短期的な相場の流れを掴むのに適しており、エントリータイミングを見計らうのに参考にされます。
【中期MA】※80期間(または84期間)
中期的な相場の流れを掴むのに適しています。
★覚えておくと便利★
短期MAの4倍で設定すると、15分足の中期MA=1時間足の短期MA、1時間足の中期MA=4時間足の短期MAとなります。
【長期MA】※200期間
長期的な相場の流れを掴むのに適しており、この長期MAがゴールデンクロス*またはデッドクロス*すると、その流れ(トレンド)はかなり強いものとされます。
※ゴールデンクロスとは
短期MAが中長期MAを上抜ける動きで、上昇相場に入る可能性を示す【買いシグナル】のこと。
※デッドクロスとは
短期MAが中長期MAを下抜ける動きで、下落相場に入る可能性を示す【売りシグナル】のこと。
このように、移動平均線は、その形や傾きから相場の流れや状況を一目で掴むことができるので、チャート分析には欠かせません。
ぜひ移動平均線の意味を理解し、活用してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「移動平均線」について説明しました。
移動平均線は、シンプルながらも相場に関する情報がたくさん詰まった最もメジャーな分析ツールです。ぜひ使ってみてください。
さて、次回は【チャートパターン】についてお話しします。
数多くのチャートパターンがありますが、厳選したものをまとめていますので、ぜひご覧ください。
では、本日もお疲れ様でした!また次回もよろしくお願いします。
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