見出し画像

過去を信じる今と、未来との約束

自分の気持ちに真っ直ぐでいること。

昔から、嘘がつけない性格だった。というより、すぐ表情や声に出てしまうからすぐに気づかれてしまった。そんな自分を、単純でバカで不器用だと思っていた。
ひとりで勝手に落ち込んで、誰かに気づいて欲しいと願って、「なんで私ばかり…」と思ったりして。
誰もが辛い思いをしている中、自分のことしか見えていない、そんな自意識過剰な自分が嫌いだった。

自分にはなんの取り柄もない。自分の好きなところを聞かれても、「そんなものあるわけない」と心の中で叫ぶのが常だった。



「りーこって本当にまっすぐだね」
大学に入ってはじめての友達に、こんなことを言われた。

たしかにそうだと思った。

今まで、人にどう言われても、いつだって、自分の気持ちにまっすぐに生きてきた。
どんなに迷っても、人と意見が違っても、最終的にはその時自分が「これだ!」と思う直感に従ってきた。
それを後悔したことは1度もないし、これからもしない。
受験という壁がある中で、いちばん忙しい部活を選んだこと。
7校受けて、唯一受かった滑り止めの大学に進学したこと。

全部私が決めたことだ。
後悔なんて一切していない。

悩んだ時は、その時の直感に従うようにしている。
未来の私がその時のことを思い返した時、

「この時の私には、これ以外の選択肢はなかった、私は私の気持ちにまっすぐだった」

という自信があれば、その時の自分を信じることができれば、絶対に後悔しないと確信しているから。

部活のことも、受験のことも、周りの人に「やめた方がいい」とか、「私だったら諦める」とか色々言われたけれど、それでも最後は自分の直感に従って決めたことだ。
結果として、よかったと思える出会いがたくさんあったし、新しい世界が広がった。
あの選択は、私の中でこれ以上ない正解だったと思う。
というか、過去の自分の選択を信じて、「正解」にしてきたんだと思う。

未来を生きる私のために、私は、今日も自分に真っ直ぐに生きるんだ。そう約束した。


友達に「まっすぐだ」と言われた時、一瞬のうちにこんな考えが巡った。

そうか、私は自分にまっすぐな私が好きなんだ。

今は、まっすぐでいることが自分の取り柄だと思っている。
逆に、私にはその生き方しかできない。

思ったこと、感じたこと、全ては私だけのものだ
同じ経験をした人もいなければ、同じように感じた人もいない。
似たような経験をしたって、感じ方は人それぞれ違うはずだ。

だから、私は、自分の気持ちにまっすぐに向き合っていたい。どんなに時間がかかったとしても、自分の満足のいく答えを見つけたい。
未来の私が、過去の私を誇れることを願って。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?