見出し画像

海外大学院生がハチ公前で叫びたい最高の英語発音矯正ソングは...


今日は、天気がいいので、夕方に家のまわりをのんびり散歩することができた。何をnoteに書かこうかなーと思いながら、適当に選んだプレイリストをかけると、大学生の頃に英語の勉強のために聞いていたプレイリストだった。

そういえば、大学生の頃、英語が上手くなりたくて、いろんな曲を集めては研究してたっけ。夕暮れの東横線沿線を歩きながら一人で納得するようにいつも口ずさんでいたっけ。

そう思いながら、聞いていると、今も自分を支えてくれるあの歌への愛が溢れ出してきたので、今日はその歌について、noteに投稿してみようと思います。

・この記事は、

・洋楽を歌ってみたいけど、発音が難しいからしょぼんとなってる方
・英語を勉強しているけど、綺麗な発音を手に入れたい方

向けです。

それでは行ってみましょう。




独学でTOEFL106/120まで引き上げた

海外大学院生が渋谷駅前で演説したい曲それは今のところ一択。





映画「レ・ミゼラブル(Les Misérables)」より
On My Own by Samantha Barks。





これに尽きます。

どうしてこの曲が最高かと言うと、

・練習したいという動機を与えてくれる傑作であること
・テンポがゆっくりであること
・口元がアップで見えること
・難しい発音がたくさん含まれていること

を全て高い水準でクリアしているからなんです。

とりあえず聞いてみる

Movie Clipの公式アカウントより。


On My Ownは劇歌の傑作中の傑作

この曲は劇中のエポニーヌが自分の恋は成就しないと知りながら、それでも意中の彼を愛し続けることを誓うという、美しくとても切ない歌です。

レミゼラブルが上演されるとなったときは、ミュージカル好きであれば、エポニーヌ役は誰なの!?という話題が必ず上がります。それぐらい、役者にとっても一度は歌いたい、そしてファンにとっても絶対に聴きたい曲。

以下がWikipediaからの抜粋です(ちょっと変えています)。

エポニーヌはマリユスに恋心を抱いたが、そのときすでに彼の目はコゼットに向けられていた。それでも彼女は、マリユスの笑顔が見たい一心で、マリユスのために影となり、彼の恋の成就を手助けする。しかし、その気持ちに気づかないマリユスは、彼女に笑顔を見せるという約束などすっかり忘れ、笑い、かわりに5フランを与えた。しかしそんなことがあってさえも、決して彼への愛は冷めなかった。

最初に映画館で見たときは、もう泣きすぎて、顔がくしゃくしゃになり、翌日は同僚に「どうした?なんかあったか?話聞くぞ」と心配される始末。今でも、ことあるごとに散歩中やお風呂の中で一人ミュージカルをしてじーんとし、YoutubeやDVDを見ては発音を復習しています。

何がいいかって、この曲は、本当に綺麗に発音できないと、雰囲気が出ないんです。叶わない恋に苦しむエポニーヌの哀愁や孤独や絶望はいずこへ!ってなります。それほど難しい曲にもかかわらず、やっぱりもっと上手くなりたい、いつかカラオケで歌ってみたい、フラれたときに叫びたいと思わせてくれる、そんな名曲です。

テンポがゆっくり

この曲は発音を注意深く練習するにはちょうどいいくらいゆっくり。なので、一つ一つの音をじっくり極めることができます。ただゆっくりだからといって簡単ではなく誤魔化せないので、とても学びが多いんです。

発音の仕方が目で確認できる

加えて、映画でのSamantha Barksのソロ部分はほとんどが彼女の顔のドアップ。発音の教材はありますが、実際に人がどういう口の動きで発音しているのかが見えて、永遠に飽きないエンタメ性の高い教材というのは意外とありません。実際に発音の練習をしようと思って観てたら、涙が頬をツーっと伝うなんてことはままあります。

難しい発音がふんだんに盛り込まれている

さらにさらに!この曲、ちょっと歌ってみるとわかるんですが、難しい発音のオンパレードなんです。

例えば、ほら、

in the rain the pavement shines like silver.
雨の中、歩道が銀のように輝いていた。

というセンテンス。例えばこの一行だけで、
thが2つ、Rが2つ、Lが2つ、Vが2つ、shが1つ、siが1つ。合計10個の難しい発音ちりばめられています。

他にも、RとLの発音って難しいですよね。
この2つの音をみても例えばこの部分。

Without him
The world around me changes
The trees are bare and everywhere
The streets are full of strangers
あの人がいないと
私の世界は変わっていく。
木々も街もどこも、他人だけになっていく。

Rの10連打が心臓破りの坂のようにやってきます。

さらに、Linkageってありますよね、言葉のお尻と言葉頭がつながるというあれです。日本語だとなんだろう。ぱっと思いつきませんでした。例えば、

His world will go on turning
A world that's full of happiness
that I have never known
彼の世界は変わっていく。
私が知らなかった幸せに満ちた世界へと。

リズムの切れ目でLinkageが入っています。

このように、あらゆる発音の要素がこの3分間ににぎゅっと凝縮されているんです。


まとめ

いろいろな発音教材に手を出すよりも、じっくりこの歌を歌い込んで、他の発音の参考書なんかでHow toを使って補いながら、研究してみてほしいというメッセージが溢れでてきたので投稿してみました。

Samantha Barksの歌い方と遜色なく歌うことができるようになれば、大きな自信に繋がります。「発音綺麗だね!どこで勉強したの?」って褒められます。話すのが楽しくなります。そうした、「あっ、発音って楽しいんだっ!」ていう純粋な気持ちを起点にして行った方が、忙しい中でも英語学習が楽しくなると思うのです。

もし、完璧になったよと言う方がいれば、やはり、Popsよりもまずはゆっくりとしたテンポで歌われるミュージカル曲がおすすめ。

例えば、

映画「レミゼラブル(Les Misérables)」より
I Dreamed A Dream by Anne Hathaway

や、

映画「サウンドオブミュージック(The Sound of Music)」より
The Sound of Music


もおすすめです(*一応Official Clipと描いてあるので大丈夫だと思いますが、もし問題あればコメントください)。

ただし、教材としての完成度とコンテンツとしてのエンタメ性を含めた総合得点で、一曲をあげるとすれば、On my ownがベストなのは今のところ揺るぎません

結局、言いたいことは、英語とか関係なくレ・ミゼラブルは最高なんです。(関係ないんかいというツッコミお待ちしております)まだ見てないよーという方は、今週末TSUTAYAで借りておうちでみてみてはいかがでしょうか?

今日も読んでいただきありがとうございました。これからも、これは!というものをちょくちょく発信していきます。今日もあなたに素敵な1日が訪れますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?