強い組織の作り方
腐ったリンゴは1つ足りとも残してはいけない。
1.感染する腐ったリンゴ
組織で足を引っ張る人間がいたら、他の人に悪影響を及ぼすため、そのような人間は切り取るべきである。
これはよく言われること。
しかし、実際に腐ったリンゴを1つ残らず切り取り、まともなリンゴだけ残せている会社は少ない。
なぜなら正社員は簡単にクビにはできないからだ。
これは日本に限った話ではなく、先進国で原則解雇自由はアメリカのみとなっている。
おそらくほとんどの会社や組織に腐ったリンゴは存在し、気付かないうちに組織全体が腐りかけている。
この問題を解決しない限り、強い組織は作れない
2.あなたが組織の中にいるなら
もしあなたが組織の中にいる人間であれば、腐ったリンゴに極力関わるな。
関係は最小限にすべきである。
周りが仕事をサボって話し込んでいたり、スマホをずっと触っていたとしても流されてはいけない。
同じように腐ってはいけないのだ。
協調性が社会や組織では必要だと言われるが、僕はそうは思わない。
綱引きでも大勢でする時と少人数、もしくは1人で綱引きをする場合であれば、少数・1人の方が一人当たりの力の発揮量は大きくなるという綱引き理論がある。
協調性は下手をすれば、このように一人当たりのパフォーマンスが下がったり、腐ったリンゴが増えたりする。
協調性という名の沼に飲まれるな。
3.あなたが組織を作る側なら
まずは少人数で勝負すること。
今の時代テクノロジーを駆使すれば、人員は削減できる。
少人数でもそれなりに大きな事ができる時代である。
無闇に人を増やすのではなく、限界まで少人数で勝負していくことで、腐ったリンゴの発生を防ぎ、一人当たりのパフォーマンスを最大にする。
考え方としても大きな組織にするより、小中規模で完璧な組織を作る方が総合的に見ればストレスも軽減するだろう。
何より優秀なリンゴは腐ったリンゴが増えてくると組織を抜ける。
本当に優秀な人は優秀な人同士でしか連まないのだ。
もし、あなたが強い組織を作りたいのであれば、腐ったリンゴを速攻徹底排除すべきである。
これができない人間に強い組織は作れない。
4.腐ったリンゴは戻らない
今回のような話をすると、厳しいという意見もあるだろう。
腐ったリンゴをまともにするのが経営者やリーダーの腕の見せ所という人もいるだろう。
確かにそれも一理ある。
ただ、腐ったリンゴをまともなリンゴにする時間が勿体無い。
そこにパワーを使いたくない。
リーダーにはもっとやるべきことがあるのだ。
また「腐ったリンゴはまともなリンゴに戻らない」と僕は思っている。
人はそう簡単に変わらない。
人が変わらないとは言わないが、相当な時間と労力がいる事は間違いないのである。
だから腐ったリンゴは戻らないと思っていた方が楽だし、期待するだけ無駄である。
新しいリンゴやまともなリンゴを取ったり、残したりした方が遥かに早い。
腐ったリンゴをまともなリンゴにするのが得意な人、好きな人にやって貰えば良いんじゃないのか。
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