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大学時代に感じた逆カルチャーショック

みなさん、こんにちは

今日は学生時代に感じた逆カルチャーショックについて話していきます。


本帰国のきっかけ

まずは、本帰国のタイミングについて。

私の高校卒業と父親の駐在任期満了が同じタイミングになったことがきっかけで、海外で大学生をするというイメージはほぼ無くなっていました。

目の前のインターナショナルスクールでの課題が大変すぎて、「もう英語で学習は嫌だ」「異文化交流はもう辛い!」と日本の大学進学を決意。

しかし、元々大学で勉強したいことがあるわけでもなく、かといって就職したかったわけでもなく、ギャップイヤーを取る勇気もなかった私。

高校生という肩書きに守られながら、目の前の課題を必死に終わらせることでなんとか卒業し、最終的には当時、自分が入れる大学で、外国人が多そうな大学を選び、受験しました。

大学進学

今思えば、大学生活の中で憧れていたのは「キャンパスライフ」。強いてやりたいことといえば「日本を堪能すること」だったと思います。

ドラマや漫画で見たことのある、
日本の普通の景色に入ってみたい。
赤外線でメアド交換してみたい
(当時は既にiPhoneが主流だったのに)
異文化や英語が必要ない世界に行ってみたい。

そんな、単純な動機で日本の大学に入学。
実際のキャンパスライフは履修登録があったり、コープで買い物したり、先輩後輩、サークル、学生団体など、所謂ザ・大学生でとても刺激的でした。

大学生活で感じた逆カルチャーショック

本帰国後は、9年ぶりの日本の生活、そして日本での学生生活に感動するも、数ヶ月経ち、待っていたのは逆カルチャーショックでした。

比べたくないのにマレーシアと比べちゃう
冬になると南国が恋しくなる
成人式に参加する街がない
安くて不味くて懐かしいあの味が恋しい

たまたま帰国子女が少ない大学だったこともあり、田舎で他大との関わりが少なかったこともあり、マレーシアという共感されにくい国から帰ってきた私は、周りにいた帰国子女以上にカルチャーショックを感じていました。

9年間の海外生活に慣れ、インターナショナルスクールで外国で堂々と生きてく力をつけるため努力したのに、日本では全てが通用せず、海外で得た常識はこちらでは全て非常識で全然馴染めない。

さらには海外では「個性」を大事にしてきたはずなのに、大学にいる学生は似た髪型の大学生が多すぎてそれにも違和感。

髪染めるのも、ルールから逸脱するのも経験済みで、今から何を新たに経験して成長出切るのか、面白いのかわからない。さらに、息抜きとして帰りたくても、すぐには帰れない、それが地元が海外ということ。

そんな色々な想いを持ちながらも、根本的には「目の前の環境を上手く楽しめていない自分」が、苦しくて苦しくて仕方ありませんでした。

ただ、今振り返ると、カルチャーショックが強かったというだけで、生活は日本のほうが楽しかったんですよね笑

  • 大戸屋の美味しさに感動しバイトしたり

  • 大分県の鶏肉の美味しさに感動したり

  • 温泉に感動したり

  • 生で観る推しに涙が出たり

  • 日本の卵が黄色すぎて、

  • 高い卵を買ってしまった…!と勘違いしたり

  • GUの可愛さに感動したり

  • ディズニーランドに行ったり

  • 人生初の関西に行ったり

色々楽しいことがたくさんある日本。
ただ、ずっと自分の一部を置いてきたような、どこか寂しさを感じながら過ごしていました。

逆カルチャーショックの乗り換え方

そんな、実際は楽しいのに、「視野が広いと比較して辛いじゃんか…!」と愚痴多めだった私が、どのように逆カルチャーショックを乗り越えたのかについて、これから話していきます。

寂しい気持ちに寄り添う

これはなかなか周りに理解されない寂しさだからこそ、誰よりも自分が寄り添ってあげましょう。

私の場合、インターナショナルスクールでネイティブスピーカーが大半の中、頑張っていた日々を認め「寂しいよねぇ〜!みんなみたいに気軽に帰省したいよねぇ〜!」と一人ガールズトーク。

海外の雑貨を部屋に飾ったりして「懐かしい〜!」と過ごしていました。笑

タイミングが合えば、東南アジアの話が出来る子と会い、涙が出るほど「日本も良いんだけど、ちょっと恋しいよねぇ〜!すぐ満足するんだけどね〜!笑」と盛り上がりました。

日本だから楽しめることを探す

地元が恋しいのは仕方ない。
しかし、新たに出会えたものもたくさんある。

そこで私は、今目の前にあるものを意識して、目の前の刺激に集中し、たくさん感じていきました。

ちなみに私は「嵐を生で見るまで海外には出ない」と謎の目標を掲げ、青春を嵐に捧げヲタ活をしたり。笑

数メートルの距離で嵐を観れたこと、あれは一生忘れません…✨✨笑笑

推し活が自分の言語でできること
発売日にアルバムが帰ること

全てが尊い…!!笑

何かに没頭する

これは誤魔化しになってしまうかもしれませんが、一時的にでもカルチャーショックとか異文化などについて考えない時間を作ることも、おすすめです。

ちなみに私は当時温泉が大好きだったので、ローカルの方だと70円で入ることができる温泉に行ったり、色々温泉を回ってました。

また、留学生をサポートする学生団体に入り、同じカルチャーショックを感じていた仲間達と過ごすことで、日本人同士ではわかりえない気持ちを共有したりしていました☺️

途中で一旦帰る

これは最終手段ではありますが、実は凄い効果的な方法でもあります。

どう日本に溶け込もうとしても、9年間の習慣を数ヶ月で変えようなんぞ至難の業。「恋しくなったんだ!一旦帰っちゃおう!」というシンプルな技。

ちなみに私は入学してから約半年後、一度マレーシアに帰り、飽きるほどローカル料理を食べました。

もちろん、「もう長期で住めないのか〜」という寂しさを感じながらも、「今新しい世界で頑張っているもんな!」と成長している自分にも気づくことが出来て、なんだか切ないような嬉しいような気分になりました🇲🇾

最後に

読み返すと、私の性格も相まって、逆カルチャーショックが強く出たんだなぁと感じます。

陽キャでポジティブオーラ全開の人なら感じなさそう…笑 偏見かな…笑

ただ、日本人なのにカルチャーショックを受けることは本当不思議な感覚で、自分が何者なのかわからなくなるってとても大変なことではあります。

しかし、とても貴重な経験にもなります。

そのため、もし今「逆カルチャーショック感じてるなぁ〜!」という方がいたら、無理せず自分頑張ってるねぇと褒めてあげてほしいなと思います☺️

アイデンティティは自分の中にあると私は考えているので、どんな経歴でもどんな言語力でも、心が赴くままに、自分らしく生きていってほしいですし、私も負けじと頑張っていきます♥

ここまでお読み頂き、ありがとうございました〜!

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