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Jazzの話とフィンランド語の話――FINEST SOUNDイベントレポート

少し前になってしまいますが、先日新宿Pit Innで行われたFINEST JAZZ MUSIC NIGHTを聴きに行きました。

FINEST SOUNDSとは?


そう、FINEの最上級最高な音っていう最高な名前の…
っていう意味もありますが、実はこのFINEST、もう一つ意味が隠されています。

・FIN=FINLAND
・EST=ESTONIA

このフィンランドとエストニア2か国のバンドが一緒になったのがFINESTだそうです。

そして先月、5月26日に新宿でFINEST SOUNDSのライブが行われました…!フィンランドに留学していた日本人の友人たちと一緒にFINEST SOUNDSのライブに行ってきました!

私は中高生の頃ジャズバンド部に所属しており、6年間トランペットをやっていました。最近は全然吹いていないのですが…

そのおかげか、ジャズを聴くのは今でも大好きです。
特にライブはやっぱり最高。その場の雰囲気や会場の一体感、演奏者の表情や昂揚感が伝わってくるのが楽しいのです。

今回のライブでもそのあたり、本当に最高でした。アドリブソロの楽しそうな表情、カッコよく決まった時の昂揚感、一瞬時が止まったように感じる溜め。生演奏は鳥肌モノだと改めて感じました。また、ハコが小さいことも一体感を後押ししていました。会場中が一体になっているのがわかるし、一緒になっているような気分で興奮でした。

自分が中高生の頃に演奏者だった頃の気持ちを思い出すことも、聴くことの楽しさに繋がっているんだろうなとも思います。

さて、それだけでももうFINESTすぎる体験なのですが、個人的FINESTポイントは、生のフィンランド語(とエストニア語)を久々にたくさん聞いたこと。
舞台の演奏者もそうですし、観客もフィンランド人やエストニア人の方が多く、なんだか留学中に戻ったような錯覚に陥りました。

ライブ中のMCは英語なのですが、タイトルの意味やバンド名を説明する際に母国語で説明するんですよ。そのフィンランド語とエストニア語がこう、懐かしさを呼び起こすような、記憶を掘り起こしてくるような、でももう私はフィンランドにいないんだぞと胸をえぐってくるような、そんな感覚です。
(エストニアには住んでいませんでしたが、エストニア語がフィンランド語にきわめて似ていること、エストニアには10か月間で7回以上旅行したことから、懐かしさを覚えたのだと思います。)
私のフィンランド語力は本当に低いですし、MCの方が言っていることも8割以上わかりません。それでも記憶を引っ掻き回してくるって、言語は不思議な力を持っているなぁと考えました。

言語の話は完全に個人的な余談でしたが、遠くフィンランドやエストニアから4つの著名なジャズバンドがやって来てくれること、そして新宿PITINNが満員立ち見になることって、改めてすごいなぁと感じました。
フィンランド大好きな私からすると、こうやって両国間のつながりが増えてくれるほどうれしいことはないです。こんな素敵なライブを考えてくださったことにも来てくださったバンドにも感謝しかない…!と思います本当に。

フィンランドで日本が大好きなフィンランド人にはたくさん触れて、とてもうれしかったんです。それに比べると日本でのフィンランドに認知度は(異常な人気のムーミンを除くと)まだまだだなぁと思うので、もっともっといろんなフィンランドと日本が関わるといいなぁと思いながら。

FINEST SOUND、2回目があったら絶対行きます…!

最後までお読みいただき、ありがとうございました☺
Kiitos Paljon!


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