見出し画像

残暑お見舞い申し上げます。#20240820

 直近の話、だらりと。
 もっと書いてよ、なんてありがたいこと言ってくれる友人が居たりもするのだが、まぁ如何せん筆不精。いやキーボード不精。
 書きかけの話は溜まるのに、どれもこれも着地点が見えない。夏、折り返し。


 ここのところずっと札幌の友人にマウントを取られ続けている。主に温度面で。30℃超えない程度の気温って羨ましい。こちとら盆前までずっと気温がアラフォーだったってのに、いい気なものだ。まぁ、半年後には立場が逆転しているので別にいいのだが。


 いつの間にか立秋が過ぎていたらしい。真夏が折り返した程度のところで秋の気配を感じ出すのは正直全く共感できない。高校生の頃くらいから薄っすら思っていたが、昔の日本の有識者は気が早かったのだろう。春夏秋冬ピークが超えたらすぐ次の季節を立たせようとするのだから。
 そもそも立春が2月の始めってなんなんだ。春の気配のハの字も無いのに春が立ちました!!じゃないだろうに。
 そして今このクソ暑いのに秋が立っただの、GWにはもう夏が立っていただの、冬は11月に立つだの言うわけだ。わけのわからんことを。


 大学時代は北海道に居たもので余計に共感性を失っていた。なんせ2月は毎朝降った雪だらけだし、骨まで寒いし、四六時中冬が隣に立っているもので春の気配を感じる余裕が心にも体にも無いし。そして桜が咲くのが5月頃だし、10月末には雪が降り始めるような土地だし。
 あ、そうだ北海道の話更新する予定だったの今思い出した。


 話が逸れた。いつものことか。そうだそうだ、立秋だ。いや夏だ。どのあたりがピークがなのかもわからず、毎日毎日直射日光と戦いながら通勤している。
 駅まで歩くのに寺院が密集している道を通り抜けるのだが、先日は視界がやたらとカラフルになってきたかなと思えば、日に日に線香の匂いが増していた。あれ、前もこんな話したような。

 してた。全然してた。何なら今よりもちょっといい感じの言い回し?してるわ。今回の駄文は劣化版でのお届け。(当社比)


 で、お盆も終わったわけだ。今週に入って、広島の夏のカラフルは撤去されていた。一本千円程度の盆灯篭が何十本何百本。お金に換えられない気持ちが何十人何百人分。

捨てられる前の盆灯篭

 これもまた、ここいらの夏。


 例年にくらべてお盆の予定を制限した。行きつけは改装で閉まっていたし、友人が集うバーにもあまり顔を出さず、少しばかり酒と煙草の消費量を減らした。微妙なストレスが残ったので、例年のストレスフリーなお盆とどちらが健康に良いのか未だに審議中だ。


 健康と言えば運動不足は常々感じているので、プールなんかにも行ってみた。結局のところ流れるプールに浮いていただけだったが、直射日光で汗を流した。今持っている何とも言えない感情も、流れていったら良いのになって、太陽を見上げながら思った。裸眼で空を見上げるのはやたらと久しぶりな気がした。鼻と頬が日に焼けた。
 結局プールに感情が溶け出すことはなく、無事に持ち帰って部屋の隅に放った。その日以来目を合わさないようにしている。


 日常のあれやこれやは、書いてみるとやはりどことなく素の低いテンションが顔を出すが、別に悪いことばかり起こっているわけでもない。
 消えたと思っていた縁が残っていた嬉しさみたいなものもあれば、旧友と温め直した親交もあった。自分が動いても、また動かなくても、万物は流転するし、縁の糸にも波及する。これもまた人生の面白いところ。


 締める言葉も特に持ち合わせておらず、今日もまた人に会って酒を飲む。
 良き哉、良き哉。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?