見出し画像

《旅の準備》日原鍾乳洞を楽しむ

【記事の概要】
日原鍾乳洞をご存知だろうか?
東京都の天然記念物で、
奥多摩の急峻な山道を進んだ先にある。
読み方は「にっぱら」だ。
「ひのはら」ではない。


一番の関門はアクセス

結論から書こう。
鍾乳洞の雰囲気を味わったり、
快適に過ごしたいなら
平日の早朝がおすすめだ。

時間が経てば経つほど
交通量が増えるのでアクセス面で
不便を感じやすくなる。

私たちは平日の早朝に
車で鍾乳洞を目指した。

奥多摩の山間の集落を抜け、
何本もの杉の木立が並ぶ山林を越えて、
車がすれ違えないような
道を何度も進む。
対向車線にバスが見えた時は
道を譲れるスペースまでバックするのに
冷や汗をかいた。

おすすめは車。ただし休日は要注意!

土日祝日は車の行列ができ、
なかなか駐車できない。

だが、途中で引き返そうにも
道幅が狭すぎて
Uターンもできない
状態になる。

時期や曜日によって
最適なアクセスの方法を検討しよう。

ちなみに電車の場合、
JR青梅線「奥多摩駅」から
西東京バス「鍾乳洞」行きに乗り、
終点から歩く。
所用時間は40分以上かかる。

ただし「鍾乳洞」行きのバスは
平日8時~15時台のみ運行する。
それ以外の時間や土日、祝日は
「東日原」行きのバスに乗らなければいけない。
こちらはバスから降りて
20~25分ほど歩くことになる。

予算とも相談だが
複数人で行くなら
車でアクセスしたほうが
ずっと楽で便利かもしれない。

訪問時間は早いほどいい

入場券は900円/人だが、
現金しか扱っていないので注意。
入口前の案内所で購入しよう。

チケット売り場横の橋を渡ると入口に通じている
地図だとコンパクトに見えるが、割と奥行きがあって広い

9時の開場直後に入って正解だった。
まだ人も少なく、
私たちのほかにはカップルが2組だけだった。

ところが10時台後半になると、
駐車場もかなり埋まり
鍾乳洞内も人が増えてくる。
すると「ダンジョンのような」
ワクワクする感じは薄れてしまう。

次は何があるのか。奥に進むたびに楽しい

それに鍾乳洞内でも
場所によっては交通渋滞を引き起こす……。
人が増えて道が詰まったり、
焦って足を踏み外すことがないよう
慎重に進んでいこう。

通年10℃の室温

鍾乳洞での服装も
快適に楽しむためにはポイントになる。
2日前までの酷暑が嘘のように涼しい日だった。
鍾乳洞に入った時は寒さで凍えた。
洞内が外気の影響を受けにくく、
10℃前後を常に保っている。

温度計は10℃を指している。とにかく涼しい

涼しさを求めて入場したのだが、
外は涼しかったので洞内はもはや寒い。
お守り代わりに持ってきたダウンが活躍した。

だが、洞内では階段の上り下りや
ヒヤリとする高さの場所を歩いたり
なかなか運動量が高くなるため
終盤では逆に暑く感じるほど。
体調に合わせて防寒しよう。

それと帽子もおすすめ。
天井から滴る水滴や突き出した岩肌から
頭を守ってくれることだろう。

最初からこんな感じの道。頭上から水滴が落ちてくる

1時間は歩くつもりで

鍾乳洞は石灰岩に含まれる炭酸によって
岩が溶け出すことによって作られるそうだ。
鍾乳石から溶け出した石灰によってできる
石筍(せきじゅん)や石柱が所々見える。
入り組んだ空間やライトアップされた広大なスペースは
思わず声が出てしまうほど迫力がある。

石段も高さがあるので、一歩ずつ慎重に登っていこう。

鍾乳洞散策の所要時間は1時間ほどだが、
天井が低い場所や
滑りやすい急な階段、
段差ある石段が所々ある。
歩きやすい靴が欠かせない。

ここは元々行者さんたちの
修行場だった場所でもあるそう。
楽しい散策をするためにも
準備を整えよう。

鍾乳洞から歩いてすぐのところに、整備されたトイレもある。便利でありがたい

免責事項
本記事の内容(リンク先のサイトの情報などを含む)によって生じた損害等の一切の責任を負いません。

いいなと思ったら応援しよう!

Tōji
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!

この記事が参加している募集