「自立する力」の育成に向けて - 吉名学園にて出前授業を開催【AVA Intelligence株式会社】
「たけはらDX」の舞台となっている広島県竹原市では、中学生からの将来を見据えたキャリア教育に力を注いでいます。
2024年2月、子どもたちが社会人として今後自立していくために必要な意欲や能力を身に付けるきっかけづくりとなるよう、「たけはらDX」において市内で実証に取り組んでいるスタートアップによる出前授業を開催。
AVA Intelligence株式会社(以下、AVA Intelligence)代表取締役 宮崎祐一さんが竹原市立吉名学園に出向き、起業に至るまでの経緯やこれまでの経験を7~8年生の生徒たちに伝えました。
「将来の夢=特になし」から起業を決意するまで
授業では、AVA Intelligenceの事業内容や社長としての仕事、スタートアップとはどういう企業を指すのかといった現在の仕事について、多くの資料や写真と共に中学生にもわかりやすく説明されていたほか、起業を決意するきっかけとなった高校最後の文化祭での思い出や、夢を実現するために取り組んだことなど、宮崎さん自身の学生時代の経験についても語られ、若手起業家の貴重な体験談に、生徒たちも熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。
学生時代を有意義に過ごすには
授業を受けている生徒たちと同じくらいの年頃には特に将来の夢などは決められていなかったという宮崎さん。
そんな中でも将来に繋がる有意義な学生時代を過ごすためにすべきこととして、以下のことを挙げられていました。
とにかく色々経験すること
周りとの”繋がり”を大切にすること
学生時代の取り止めもないように思える経験や出会いが、意外と大人になると仕事に繋がったり生かすことができた、という体験をしている方は少なくないのではないでしょうか。
宮崎さんもそれを実感する機会があったとのことで、さまざまな経験を積み、周囲の人との繋がりを大切にすることが夢や目標を見つけた時に大いに役立つと語られていました。
目標を達成するために、やったこと
叶えたい夢を見つけた時に、宮崎さんはまず理想の自分と現在の自分のギャップを埋めることを考えたそう。
夢を叶えるための目標設定や思考整理の方法としてマンダラチャートを活用していたことや、苦手だった英語の勉強を大好きな映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のセリフをシャドーイングすることで克服したことなど、学生時代に取り組んだことを具体的な手法とともに紹介してくださいました。
すぐに取り組めそうな内容に、生徒たちも深く関心を寄せている様子でした。
授業終盤の質疑応答の時間では、留学生時代や経営に関する苦労話なども聞くことができ、若手経営者のリアルに生徒たちは興味津々。
今回の出前授業は生徒たちにとって起業家と接するとても貴重な機会となりました。
この影響を受けて将来起業の道を選ぶ生徒やAVA Intelligenceに関わる生徒も出てくるかもしれません。
宮崎さんによる素敵な授業を受けた生徒たちの将来が、今からとても楽しみです。
おわりに
今回は出前授業という新たな取り組みのため、「たけはらDX」の採択企業の1つであるAVA Intelligenceの宮崎さんにご協力いただきました。
2024年3月中旬開催予定のDEMO DAYでは、そんなAVA Intelligenceによる竹原とコラボレートした実証活動の成果が発表されますので、そちらのレポートもお楽しみに!
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