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ルシア・ベルリンのお誕生日に

ルシア・ベルリンがあと30年生きてたら
どれだけの作品を生み出したことだろう…

岸本佐知子さんが、ミランダ・ジュライの朗読イベントで、「今訳しているすごい作家」として紹介してくれたのがルシア・ベルリンだった。リディア・デイヴィスが感嘆した書き手、もう亡くなっていて、原本も手に入りにくい…そんな条件の中で訳出されたのが「掃除婦のための手引き書」。

うわっ!なんだこれは。
魂をバン!と射抜くような、
赤裸々でしかも文学的な短編の連なりに、心震えた。

それから「すべての月、すべての年」が出て、私的「もっともっと読みたかった作家ランキング」に武田百合子と並んで一位!となったルシア・ベルリンでした。

それでね。
なんと。三冊目が出たんですよ奥様。
なんて嬉しいサードウェーブ!
果報は寝て待て、いや、お小遣いを取っといて待て、
そしたらなんと今日がルシアさんのお誕生日なのだと。
そして命日でもあるのだと。

小田急線の小さな駅、唯一ある町の本屋さん。
千歳書店さん、置いてた。
いま、本を買う余裕はなかなかないんだけど、
今日しかないよね。
買いました。

ルシア、お誕生日おめでとう。
生まれて生きて書いてくれて
ほんとうに、ほんとうにありがとう。

追記
エンデも今日お誕生日なんだって☺️




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