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【みんフォト使ってくれてありがとう】おかげさまマガジン

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#詩

あらためまして、こんにちは【プロフィール紹介】

カウンセリングルームMakala主宰・セラピスト 現役スクールカウンセラー/子どものトラウマ学習会講師/笑顔ヨガインストラクター えつはしりえ と申します。 🍀これまで100%自分のイラッちを何とかするために受講したアンガーマネジメント指導者養成講座がきっかけとなり、「なぜかイライラ」の探求をスタート。地域の養護教諭研究会に請われて「子ども理解のためのアンガーマネジメント講座」に登壇。 2020年までに講座を通して、2000人以上の怒りの感情と向き合う。「怒る自分に

セミとトンボ

8月の夕暮れどき 家の裏でコンクリートの階段に腰掛けて タバコを吸う 目にはメタセコイヤの葉の緑と その向こう側の雲の白と その上の空の青が夏を彩っている セミは小さな体から大きな声を出し 今日も一日中何かを訴えている 木に止まっていた一匹のセミが なにやら金切り声を上げて 飛び立っていく 「俺の居場所を奪うな!」 近くに飛んできたカラスに対して 怒るように そのセミが去ったあと シオカラトンボが 馬鹿にするように スーッと暑い空気の中を 涼しそうに通り抜けていった

「天の声」

詩人宣言LVII “うたいなさい” 天から声が聞こえてきた うた…い とは? 歌いなさい 詠いなさい 唄いなさい 詩いなさい 唱いなさい 謳いなさい 頌いなさい―― 哀しみ 喜び 怒り 楽しみ それらを ひと呑みし “うたうのです” 何を なにを ぼくに うたえ と 言うのです? 声が降ってきた先を見上げた …… 何も聞こえはしない 声は天から降ってきたのではない ぼくの中から聞こえたのだ うたえ うたえ と ぼくが言っているのだ 時を待っていてはい

雑詠3句

夏暁や鴉の鳴いてそれつきり 夏の橋社用携帯鳴り続け 父の茶碗小さくなりし帰省かな

【詩】気まぐれ

冬の西陽が頬を包む  さえぎる雲間を見つけては 真っ直ぐ眩しい色が降る 陽光を 隠してみたり出してみたり 空の気まぐれ 優しさを 忘れたり思い出したり あなたの気まぐれ 振り回されても 空の上が 心の奥が 澄んでいるのを知っているから