見出し画像

ある日の訪問フットケア -石巻市へ-

片道約65kmにある宮城県内の沿岸部に位置する石巻市の在宅へのフットケア&手の爪のケアの訪問依頼。たとえ遠くても困っている人、ケアを必要としている人がいるのなら断る気は全く起きず。1日の売り上げ的には赤字ではあるが移動の運転はドライブと捉え、半日は自分の時間として考えると遊びながら仕事をする日と割り切れる。

県内の山間部に訪問に行くといつも立ち寄る場所から沿岸部を見下ろすと、次は沿岸部の人のためにと思っていた矢先の訪問依頼でもあった。




東日本大震災を乗り越え暮らしを再建し、今日まで暮らしてきた人たちが多い沿岸部に暮らす人の辛さとか哀しさとか苦労とか。弱さ、力強さとか色んな心情を少しでも何か感じたり、想定したり、心を平らにしてから在宅で介護保険サービスも利用しながらお孫さんとおばあちゃんが暮らす訪問先に向かいたいと想い震災遺構となった門脇小学校にも立ち寄りつつ。


初めて沿岸部で暮らす人の家の中に訪問させてもらいました。ご家族からも温かく迎えていただき、そして訪問先から出るとご家族もそしてご本人も外に出てわざわざ見送っていただき沿岸部の人の温かさも何か背負っていることも感じることができました。

何よりも手の爪が綺麗になり自信をもって手をモデルさんのように最後に魅せてくれていたのが、微笑ましかった。

課題が見えているからこそ、やるべきこと、そして社会のために貢献していくことは見えているのであって。目的のために私は私らしく目的のために仲間を作りつつ歩むのみだと想っているのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?