【暦学的視点でみる渋沢栄一5】なぜ倒幕の志士から一橋家の家臣になったのか?
おはようございます。
暦学的視点でみる渋沢栄一。
今日も渋沢氏を暦学的視点でみていきたいと思います。
・。♪*+o「暦学って何?」という方はこちら・。♪*+o
■ 紆余曲折の人生を選択した渋沢氏
本日考察したいテーマは
なぜ倒幕の志士から一橋家の家臣になったのか?
渋沢少年は
・農民の身分でいることが不条理に思える
・幕府の封建制に対する不信感を抱く
こういった理由から
16才の時に武士になる!と心に誓います。
ところが。
武士になることが
ゴールにならないのが渋沢氏。
「強い日本をつくる!」という揺るがぬ思いがあり、
渋沢氏は紆余曲折の人生を歩むことになります。
ここだけを切り取ると一貫性がなく
右往左往しているように見えてしまいます。
公言してしまった手前、
引くに引けない…と保身にまわる人が多い中、
渋沢氏は周りに何と言われようと
激動の時代にあわせて最善の身の振り方を
選択したと言えるのではないでしょうか。
■暦学的な視点で見てみると..
暦学的な視点で渋沢氏を考察していきたいと思います。
暦学のメソッドのひとつに、
「表相の十格」という性格解析方法があります。
"先天的な性格"と"後天的な性格"がありますが、
ここでいう性格とは後天的なもの。
成長と共に
▷助けられたり、与えられたり(=相生)
▷苦労しながら(=相克)
後天的な性格はつくられていきます。
後天的な性格という観点で渋沢氏をみると、
コアにあるのは「協調」になります。
(算命学では「石門星」と呼ばれています。)
コアに「協調」がある人は…
▷集団や組織を活用しながら、自分の意志を通していく他者活用型
▷ソフトに見えるが、中身はかなりの頑固者
▷強さは全て内側に隠れてしまい、ソフトな雰囲気の人に見える
▷社交性があり、誰とでも仲良くできるため、チーム事業には適する
といった特徴が挙げられます。
「強く繁栄した日本をつくるには?」
その大きな志を達成するために
活用できる集団や組織をつかう。
そして自分の強い意志を通すために
他者を活用していく。
「協調」の特性をもった
渋沢氏ならではと言えるでしょう。
次回以降も暦学的視点で渋沢栄一氏を
考察していきたいと思います。
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*参考文献
渋沢栄一と「論語と算盤」/齋藤孝著
渋沢栄一 「論語と算盤」の思想入門
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