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【暦学的視点でみる渋沢栄一4】なぜ渋沢財閥をつくらず、「適材適所」を貫いたのか?

おはようございます。

暦学的視点でみる渋沢栄一。

しばらく間があいてしまいましたが、
今日も渋沢氏を暦学的視点でみていきたいと思います。

・。♪*+o「暦学って何?」という方はこちら・。♪*+o


■ 存在しない渋沢財閥

本日考察したいテーマは
なぜ渋沢財閥を作らなかったのか?

渋沢栄一が生きた明治時代、
数々の財閥が存在していました。

三菱、三井、安田、住友などなど。

これらの財閥は
当時の日本経済を支えていましたが、

人材を囲い込み、お金を囲い込み、
一族の利益もしっかり確保していました。

その代表が三菱グループの創業者
岩崎弥太郎。

渋沢氏に「我々が手を組んで、
日本の実業界を思い通りに操ろう」
と提案しますが、

渋沢氏はその話を突っぱねた
という話は有名です。

渋沢栄一ほどの人であれば、

--有力者と手を組んで日本経済を牛耳ることも
--財閥をつくることも 可能でしたが、

渋沢氏は人材もお金も囲い込む
という選択はしませんでした。

■適材適所へのこだわり

なぜ渋沢氏は
人材を囲い込むことをしなかったのでしょうか?

それは渋沢氏が常に考えていたのは
日本を強く繁栄した国にする」であったから。

優秀な人材を独占してしまうと
その財閥にとってはメリットでも、

日本全体から見ると大きな損失に
なりかねないと考えたようです。

自分の権力を築く..という発想ではなく、
国のために、組織のためにという視点に徹している点が日本資本主義の父と言われる所以と感じます。

渋沢氏は「論語と算盤」でも
適材適所について取り上げています。
まとめ記事はこちら。

■暦学的な視点で見てみると..

暦学的な視点で渋沢氏を考察していきたいと思います。

暦学のメソッドのひとつに、
エネルギー解析理論というものがあり、

その中の「エネルギー指数」から考察方法があります。

このエネルギー指数というのは、
生まれた時の天体の配置から計算された生態エネルギーで、
高いから良い、低いから悪いというものではありません。

エネルギー指数という観点で渋沢氏をみると
かなり低い方といえます。

エネルギー指数が低い人の特徴はこちら。
・効率的
団体行動をとるのは苦手
気を遣いたくないし、気を遣われたくもない
などなど。

日本のために、組織のためにという
志を持っていたからこそ適材適所に
こだわった渋沢氏ですが、

チーム渋沢をつくって
それを継続させるということは
そもそも向いてなかったのかもしれません。

不要なしがらみは排除するのが
渋沢流スタイルだったのかも..とも思います。

自分が好きな人とだけ付き合えばいい
という訳にいかないのがビジネス。

自分にあったスタイルを選択する
ということも大切と感じました。

次回以降も暦学的視点で渋沢栄一氏を
考察していきたいと思います。

ーーーーー
*参考文献
渋沢栄一と「論語と算盤」/齋藤孝著

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)


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