約1年半ぶりのコンサート

本日は九州交響楽団のニューイヤーコンサートを聴きに行ってきました。コロナ禍で様々なイベントが中止や延期になっている中ですが、無事開催できて良かったです。コロナだけでなく雪の影響も心配でしたが…

今回、九州交響楽団のコンサートへ行こう!と思ったのは、やはり日本を代表するサクソフォーン奏者 須川展也さんが出演されるから。

しかも演目はピアソラ。もう行くしかない。今年はピアソラ100周年のアニバーサリーイヤーだそうです。いつもサックスでしかピアソラを聞かないので、弦楽器でのピアソラはどんな感じなんだろう、と思いとても楽しみにしていました。

本日の須川さんもいつも通りのお洋服で(笑)とてもにこやかな笑顔で、ダイナミックな演奏で、本当に素晴らしかったです。ソプラノもアルトも聞けて良かった。あのすごいグリッサンドも、須川さんの手にかかれば心地よい。弦楽器のようなグリッサンドでした。

指揮者の原田慶太楼さんが、クラシックを志すきっかけは須川さんだった、とおっしゃっていました。たまたま須川さんのCDを買って、かっこいいと思ったとか。「須川さんは僕のアイドルです」とおっしゃっていて、その通り!と思った。CDの演目もワンフレーズ吹いてくださって感動。100歳までYouTube続けるそうなので、更新を楽しみにしておこう。

ピアソラをヴァイオリン、サックスと聞き比べたけれど、個人的にはサックスが好みでした。(聞きなれているからという説は否めない)ヴァイオリンのピアソラは高貴な感じで、きれいな音楽だった。曲目の違いかもしれませんが。サックスは情熱が感じられて心をえぐるような、そんな演奏だった。自分の感情を音楽にぶつけていたんだな、というのが感じられた。

やっぱりホールで音楽を聴くことは大切。オンラインライブも楽しい。けれど、ホールの響きで音楽を感じると心が動く。演奏が終わった後の満たされ感が違う。響きの余韻を感じられる。息遣いが聞こえる。そして刺激を受けて、モチベーションが上がる!とても良い時間を過ごすことができました。この状況の中、開催する決断をしてくださって感謝。MCで原田さん須川さんがおっしゃっていた。東京ではまだまだホールの定員50%以下にしているから、隣同士にお客さんが座っている光景は久しぶりに見た、とても嬉しいと。

そういえばクラリネットを始めて、初のコンサートだったので、須川さんが出ていない時はクラリネットにも注目して聞いてみた。曲の中でマウスピースを変えて、音色を変えていた。これはオーケストラだと当たり前のことなのだろうか?普段オーケストラのコンサートにはあまり行かないので疑問。

開場してから開演までの間も緞帳が上がったままで、客席で音出しをしている姿を見ることができ、音も聞くことができた。その時のクラリネットの音が忘れられない。「響きのある温かい音」を体現するような音に出会えた。それだけでも今日の収穫は大きなもの。明日からの練習に活かしていこう!サックスもクラリネットも練習するモチベーションが高まっているので、時間をうまく使って消化していく!

年末に新しいテナーサックス(須川さん選定品)を購入したので、息入れも含めて頑張っていきます。カルテットでピアソラやりたいな・・・・


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