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整理収納

プロフィールに書いてあることを少しづつ書こうと思っている。
ようやく最後。
今回は整理収納。


小さい頃から整理整頓が好きだった。
母の影響だろうか。

整理整頓、そして模様替えが好きな母。
学校から帰ると、
朝起きると、
家の中の家具の配置がよく変わっていた。

家の中が散らかっているのを見たことがない。
それは見えるところだけではなく、押し入れや引き出しの中までが、そうだった。

そんな家庭に育ったからといって子どもも同じように育つわけではないだろう。

ちなみに私の姉の部屋はいつも散らかっており、主婦になった今も同様だ。こんなところでバラしてごめんよ、姉。

だから、血筋というのか家庭環境といっていいのかは全くもってわからないけれど、片付けという点においては私は母に似たと言っていいだろう。

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(私が小学生の頃の我が家の写真・THE 昭和)

小学生の時は姉と同室だった。
唯一の自分のテリトリーは机で、暇さえあれば机の整理整頓をしていた。
可愛い小物の飾る位置を変えてみたり、引き出しの中の配置を変えてみたり。それだけで充分楽しかった。

初めて個室を与えられたときに嬉しかったのは、ひとりの場所というよりは、自分で思うように部屋全体の配置ができるということだった。
ワクワクドキドキ。
あの高揚感たら、恋にも似た感情だったのではないだろうか。

10代の頃「私の個室」という雑誌が創刊され購入していた。
友達はnon・noとか、もしくは明星や平凡だったのに。
(わからない方はごめんなさい)
要するにファッション雑誌や芸能雑誌ではなくインテリア雑誌に夢中になっていた。

極めつけは、貯めたお年玉を、家具に使った。
お揃いで段違いの飾り棚2つを購入したのだった。

白木で上段はガラス戸、下段は引き出しだったり扉であったりの60㎝幅で90cmと120cmの高さの2つ。そこに本や小物などお気に入りのものを飾って満足していたのを思い出す。
家具にお年玉まで注ぎこむ、そんな女子だった。

余談だが、ひとつショックな話。
看護学校の寮に入って最初の夏休みに帰省したとき、飾り棚のひとつが消えていた。どこにやったのか聞くと、近所の人へあげたと言った。もう使わないでしょ、と。
何ということ!いくら親でもそれはないでしょう。自分のお金で買った大切な飾り棚なのだから、一人暮らしになっても使うつもりでいたのに。
私のインテリア好きは伝わっていなかったということなのか、とにかくあの時の衝撃は忘れられない。

晴れて一人暮らしになったときは好きなように自分好みに出来る、と息巻いていたけれど、ちょうど姉が置いていった家電があり、それを譲り受けた。
卒業したてでお金がないので仕方ないけれど、ピンクの冷蔵庫、真っ赤なブラウン管テレビ、私の好みと違い過ぎていて、本意ではない部屋となった。

懸命にファブリックで誤魔化していた。

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(社会人一年目の時の部屋写真)

早く自分で稼いで自分で買い換えていこうと誓った。

あれからウン十年。

今はお気に入りの家具に囲まれて暮らしてはいる。
でも家の中全体を思うように出来たのは娘が小学生までかしら。中学生になると、さすがに娘の部屋がどんなに散らかっていて片付けたい衝動に駆られてもグッと堪えてきた。

長女は散らかり放題、しかも物を捨てられず溢れていくタイプ。
次女は片付けはするが、押込み型ですぐに散らかるタイプ。

残念ながら血筋や環境は本当に関係ない。

暇さえあれば、どこかの整理収納に費やしてしまう私は、模様替えや雑貨の配置を変えたりするだけで嬉しくなってしまう。
先日までやっていた娘の部屋の断捨離兼大掃除に、正直手を出し口を出したくて仕方がなかった。あまり構うと嫌な顔をするので、手助けを求めたタイミングで、はい待ってましたーとホイホイ部屋へ行く。

楽しくて嬉しくて仕方がない。

娘の部屋は一旦終了したのでやることはないけれど、どうしても 休みの日に家にいると、リビングや自分の部屋の中で仁王立ちして、他に整理収納の工夫の余地はどこかにないかと探してしまう。

そして娘に突っ込まれるのだ。

また、やってるの、と。


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