作詞家大塚利恵の『ことばのドリル』vol.2♫ことばの奥にあるもの
Vol.1のドリルはいかがでしたか?
頭を空っぽにして、目を閉じます。「あ」で始まることばを三つ挙げて下さい。
どうしてそのことばたちが出てきたのか、考えてみましょう。
「あ」で始まることば、というふうに頭文字を指定したのには理由があります。
「なんでもいいから思い浮かんだことばを言って!」と言われると、戸惑ってしまう人も多いからです。
だんだんことばと自分自身の壁がなくなり、ことばに対して構えなくなってくると、頭文字を決めなくてもポンポンことばが出てくるようになります。
さて、今回はどんなことばが出てきたでしょうか?
「愛」のような抽象的なことば、
「秋」「朝日」のような風景が浮かぶことば、
「あくび」「浴びる」のような行動を表すことば、
「熱い」のように状態を表すことば、
「あなたがいないと生きていけない」のようなメッセージだったかも?
ことばの奥にあるものを紐解いて、自分の心とことばを繋ぐパイプを、意識してみて下さいね。
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《ことばのドリルVol.2》
今、周りの風景を360°見渡してみましょう。
気になったもの(人でもok)を三つ挙げて下さい。
なぜそれが気になったのか、考えてみましょう。
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2016年にメルマガで連載したものにちょこっと加筆しています。全100回。 作詞の勉強をしたい方はもちろん、自分の言葉を磨きたいすべての方に。 長年作詞を指導してきたノウハウを目一杯詰め込みました。 最初は易しめですが、じわじわ効いてきます。 エッセイを読むだけでもヒントを得てもらえるように書いていますが、実際トライしてもらうと、さらに言葉の感覚が大きく変わっていくのを実感してもらえるはず。 大塚利恵の作詞レッスンでは、ドリルへのアドバイスも行っていますので、ぜひ。
ありがとうございます!