「俺たちは強い!」それはホークス&千賀様 土壇場勝負にコテンパンに叩きのめされる。でもまだテンカウントは、されてない。立て、立て、立つんだぞー!わたしたちのファイターズ!

105試合目 2019 8/ 10 H×F  8対4

0対0で迎えた5回表、1アウト満塁、4番近藤健介と千賀滉大。手に汗を握る緊迫の攻防。心臓がドキドキしてドキドキした。

結果は、ショートゴロのゲッツー崩れで1得点。突破口がひらけた。でも1点ではどうにもならない。千賀様の集中力が途切れた今しかない。打て、5番渡邊諒!

追込まれながら粘りぬいて、最後に振り切ったバットから、わたしたちの夢を届ける3ランホームランが放たれた。

なんという素晴らしい打席だっただろう。渡邊諒。一生忘れないだろう。そのホームランとともに、逆転負けをくらった、悔しさを。

なべりょちゃんの3ランから5回裏を抑えた有原航平のピッチングまで、本当に真の首位攻防戦、エース対決にふさわしい、プロ野球の醍醐味を発揮する闘いぶりだった。しかし、6回裏からは、まったく違うゲームになってしまった。

次々と盗塁され一度も刺せず、得点圏で全てタイムリーを打たれ、挙句は外野のエラー&内野のエラーでさらに失点を重ねる。痺れるゲームで痺れを切らし、緊張感が途切れたのは、ファイターズの方だった。

全員が全員、思っただろう。みっともない野球をしてしまったと。

まあ、ほんとに惨めで惨めな試合だったよね。

悔しいよ。わたしも、ほんと悔しいよ。

だってさ。わたしたちのファイターズは、こんな惨めなチームじゃないんだから。

綱渡りのようにギリギリの布陣で、ギリギリのラインを渡ってきた。よそのチームにはできないことをやり続けながら、強いタカの尾翼を追いかけ、必死で喰らい付いてきた。

開幕前に二桁勝利を目論んだニック・マルティネスを失い、6月にはエース上沢を失い、ポイントゲッターだったワン・ボーロンを故障で欠き、大抜擢の清宮幸太郎も伸び悩み…それでもなお。勝率は五割を越え、順位は2位。

ここが限界なのか?

もし、そうなのだとしても。明日も試合は続き、太陽は、沈んでは、昇る。

たかが野球じゃん。

されど野球は、わたしたちの心の楽しみであり、つっかい棒だ。

外されたら困るんだよ。

リングサイドに追い詰められ、ラッシュされているけれど、まだセコンドがタオルを投げる場面じゃない。

顔を上げよう。拳を握れ。

わたしたちのファイターズ。この悔しさに、比べるものは、ないはずだ。


ファイターズ  52勝49敗4分け  タカと4.5ゲーム差 下から追いつかれたかしら?






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?