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最近読んだ本

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最近読んだ本について書きます。
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記事一覧

詩人キム・ソヨン「一文字の辞典」

今日も13時からお店を開ける。 16時からオンラインでの韓国語レッスンがひとつ。もともとは対…

書けなくなって、読めなくなった

2月13日19時過ぎに記事を書いてから今日まで4か月近く、何も書けなかった。 2月13日23時8分ご…

「中央駅」キム・へジン著 生田美保訳 彩流社

読み終わって、不思議な気持ちになっている。 ※本の内容を書いているので、あらすじもわかっ…

「菜食主義者」ハン・ガン著 きむ・ふな訳 CUON

今年お正月に読もうとうちに持って帰っていた本。ハン・ガンさんの本は「少年が来る」「すべて…

「ディディの傘」ファン・ジョンウン著斎藤真理子訳 亜紀書房

本は「生もの」だ。「ディディの傘」を読んで1番にそう思った。 今起きていることを、目に見…

「ショウコの微笑」 チェ・ウニョン著

朝、この本を読み終えた。子どもたちが登校して、夫はキムチを漬けている。コロナ禍で子どもた…

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「わたしに無害なひと」チェ・ウニョン著 亜紀書房

ふと、「あの本、読みたいな」と思う時がある。「読みたい!」と思って買う時は、たいてい何冊もまとめ買いするので、そのまま読まずに本棚に入っている本がある。チェ・ウニョンさんの本もそのうちのひとつだった。 昨日ふと、「読みたいな」と思って手に取った。やわらかい緑色の本。そして、1番最初に書いてある「日本の読者のみなさんへ」を読んで、私は泣きそうになってしまった。 ここに書くにあたり、胸に響いた部分を引用しようかと思ったけれど、どこからどこまで引用すればいいかわからなくなった。

여기 우리 마주 AプランとBプラン

日本と韓国は地理的にも近く、天候や自然環境も似ている。人種的にも近い。家族や教育に対する…

電子書籍ことはじめ

おととし、韓国語の翻訳に興味を持ち、去年翻訳のワークショップに参加したり、翻訳コンクール…

砂漠の教室

「塩を食うおんなたち」「ブルースだってただの唄」と読み続けてきて、「水牛の本棚」に掲載さ…

ブルースだってただの唄 感想2

ブルースだってただの唄1 の続き。なかなかまとめて書けず、2日に渡って書くことに。 黒人た…

ブルースだってただの唄 感想1

今日は朝から雨で寒かったけれど、近所のお母さんたちと月1でやるKPOP韓国語の日で、マスク越…

夫が倒れた!献身プレイが始まった

「家族のためのユマニチュード」の後に手に取ったのは「へろへろ」という本で、読み始めた矢先…

家族のためのユマニチュード

今年初めの父の訪問看護が終わった。月2回、お医者さんと看護師さんが来てくれる。前回の血液検査の結果を教えてもらった。数値で要注意だけでなく、そこから推測して心配な部分も話してくれる。そして、緊急時にいつでも電話できる電話番号と電話で指示を受けながら使えるお薬キットも。 お医者さんはやわらかな関西弁で、看護師さんはやりとりをしながらタイミングよくあははと笑っていて、和やかな空気が流れる。 お医者さんの様子を見ていると、父と話す時はちょっと見上げるようにして、診察などで体を触