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「ユニクロにありそう」とか「ユニクロでよくね?」とか。

最近ユニクロしか買ってないんじゃないかと思う。なんならユニクロのもので10年前のも残ってたりする。今でも愛用してるのは初代ジルサンダーコラボものでチェスターコートだ。もちろん、最近のも愛用中。

少し前なら「クローゼットがユニクロだらけ」とか「今日は全身ユニクロじゃん!」という状況を恥じていたものだが、今はそんなことない。慣れただけなのかもしれないが。

「たまにはユニクロじゃない服を買おう」と思っても、結局買わずに帰る。セールで戦利品ではなく疲労感しか持ち帰れない。辛い。
でも「この値段を払って買いたいか?」と自問してしまい、結果買わずに帰る。

娘や友達と買い物に行っても、つい「ユニクロにありそう」とか「ユニクロでよくね?」と思ってしまうし口に出してる。
でもさ、シンプルななんの飾りもデザインもないニットだったら断然ユニクロを買うよね。私はベーシックな色を好んで買うので特にそうなる。

例えばカシミヤニットだったらユニクロ一択。え?ユニクロのカシミアは質が悪い?いやいや、1万円以下でどこまで期待するのよ。あの価格であのクオリティである。人気アパレル企業が出してるカシミアニットと遜色ないではないか。
まあ、比べてみるとデザインやシルエットで「惜しい!」となることはある。だけど、一見しただけではどこのものかはわからない。

我が家にはユニクロが初めてカシミアニットを販売したときのセーターがある。めちゃくちゃブレークしたタートルネックセーターだ。
確か2003年頃と思うが定かではない。価格も忘れた。色違いで数枚持っていた。
ドライクリーニング表示でも迷わずエマール。家で洗うとますますふんわり。穴も開いてないし毛玉はグレーならそんなに目立たないけど、何度も洗濯して縮んでしまったので、撮影後にこの最後の1枚を泣く泣く処分。


初代ユニクロカシミアニット

型崩れしてるけど、身頃と袖幅のシルエットがほっそりしている。特に袖口の長めのリブデザインが大好物だった。

ユニクロにはあまり流行を追わずに洗練されたシンプルなデザインに徹してほしいけど、薄利多売なのでそれは無理よね。諦めるわ。

少し前は「下着ならいいかな」「アウターは買わない」という人も多かったと思うけど(今もそういうおしゃれ番長はいるが)、ユニクロは立派なブランドだ。

服好きユニクロ好きの私としては、影響力のある企業として廃棄処分を減らしたり、適正価格で販売するなど期待もしている。
今後もユニクロからまだ目が離せない。

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