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自分を変える方法

ダチョウは敵が近づき恐れを感じると砂の中に頭を隠してしまうと聞いたことがある。恐れは最初から見ない、見なければ怖くないとのことらしい。動物の本能はシンプルだ。
私たち人間はそうもいかなくて、頭を隠せば済む問題はあまりない。

人生は面倒なことの繰り返し。そうとはわかっていても、弱さが勝ってしまい投げ出したくなることが多々ある。自分をごまかして生きているような感覚を抱くことが過去私にもあった。40歳くらいの時だった。
自分を変えたい、変わらなければならないと思い、まず何をしたかたというと「考えずに動く」ことだった。これをしたらどうなるか?周りの反応は?など、考えても仕方ないことは考えるのを、やめた。すると、以下のような変化があった。

  • 行動範囲が変わる

  • 付き合う人が変わる

  • 外見が変わる

  • 日々が変わる

  • 自分に余裕ができる

この5つを自分の経験を思い出して書いてみることにする。

行動範囲が変わる

手っ取り早く変化を感じるには、それまでとは違うコミュニティや場所に思い切って飛び込んでみるのが良い。
女性が集まっている場に参加していたのだったら男性が多い場に行ってみるとか、同じ業界ではなく異業種が集まる場、同年代ではなく年下や年上が集まる場、会社員ではなく経営者が集まる場、etc……。

これまで興味がなかった展示会や展覧会も思い立ったらすぐ出かけていった。目に見えるものを変えるだけで新しい発見が多い。自分に合った場所かは行ってみないとわからない。今まで敷居が高いと感じていた場に身を置くのは居心地悪いが、それくらいじゃないと次のステップには進めない。

付き合う人が変わる

行動範囲が変われば、当然それまでとは違うタイプの人と出会う。その人たちの考え方や視点は刺激になるし学ぶことが多かった。つまり、あたらしく付き合う人の佇まい、経験値、視点がどんどんながれこんでくるのだ。

「変わった」と自覚する瞬間はこのときだったと思う。自分のレベルに合った人と出会うものなのだと確信した。

外見が変わる

変化した自分を見てもらう、知ってもらうきっかけとして外見の変化はわかりやすい。髪型、服装、持ち物、メイクは相手の目に入る一次情報だ。自分の第一印象に影響を与え、仕事もプライベートもその内容に影響が出るとても重要な要素だと思う。

これは無意識にそうなる場合もあるし、意識的に変えても良いと思う。ことに、気分に合った服選びは精神衛生上大切だ。

日々が変わる

この頃になると、1日の過ごし方が変わってくる。この先自分はどう生きていくのかなども考えるようになる。仕事も趣味も、自分がやりたかったことに出会ったり、チャレンジだけど頑張ろうと思うチャンスが巡ってくる。求められることも変わる。スキルアップが必要になるから学ぼうとする意欲も出てきた。

さらに、今まで信頼関係を築いてきた人々とのつながりがとても大切になってくる。生活に深みや発展性が出てきて、QOLが上がる。

自分に余裕ができる

ここまでくると、自分は変わったとはっきりした自覚が出てくる。まわりに感謝したり、自分一人ではないという安心感やこれからの期待感も増すかもしれない。環境も変わり、考え方や意気込みも変わってきているのが実感できる。

これまでこんなことに固執していたのかなど過去の自分を不甲斐ないと思ったりするが、それにも向き合うことができるし、そんな自分に余裕を感じる。

付き合っていた仲間や友人となんとはなしに疎遠になることも少なくないのは、少々寂しい気もするが、それは気のせいだ。行動を起こす前の環境とはまったく違うステージに上がっていることや、それによって自分が成長したことの方が断然価値がある。


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