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デザイナーを目指したきっかけのお話

前回のお話の続きです。

10歳年上の彼とのお付き合い

10歳年上の男性とお付き合いを始めた17歳の私。
彼は、とある中小企業の社長の息子で次期社長、10年ほど映画の勉強でアメリカにいて帰国したばかりでした。
高校生で稼ぎのない私にいろいろ与えてくれる、はっきり言ってお金持ち…。
BMWのオープンカーで送り迎え、UK Rockをレコードでたくさん聴かせてくれて月に1度は来日ライブ(初めて見たライブはOn Air EastでEmbrace)、2週に一度は映画館、美味しいものもよく食べてたような(記憶がもう曖昧)。

新しもの好きで、PDAのHandSpring Visorをプレゼントしてくれたので、授業中に電子辞書として使っていました(グラフィティの文字入力、多分今でも覚えてる)。
携帯電話はNOKIA、パソコンは当然Mac、家具はSEMPREやコンランショップ、という感じで、まだまだ子供の私にいろんな世界を教えてくれました。

高校3年生で進路を決める時、ちょうどその頃家庭の事情で経済的に厳しくなった私は大学進学を諦めようとしましたが、担任の先生に育英会の奨学金を使って行きなさいと言われ、流れで受験勉強をすることに(大学行かない生徒はうちの生徒じゃありません!と言っちゃうような進学校の女子校だった)。
2002年、晴れて明治大学法学部法律学科に合格し進学しました。

大学進学で法学部へ

せっかくだから法律家になろうと意気揚々と入学しましたが、弁護士や司法書士になるための授業は別料金ということを知り、一気にやる気をなくした私。
それなら大好きな英語をもっと学びたいとネイティブの教師のクラスをとって参加してみたら、絵本を片手に「This is an elephant.」と言ってるレベル。(ここ、明治大学だよね…?)
勉学の意欲はなくなり、写真サークルに入って毎日部室でおしゃべりしたり、アルバイトで貯めたお金で買ったフィルム一眼レフを持って街歩き。
UK Rock好きの仲間にもたくさん出会い、先輩にDJの弟子入りをし、クラブでDJデビュー。
楽しい大学生活を過ごしていました。

大学2年生の時(2003年)、学校の友達といる方が楽しくて関係がマンネリ化していた彼氏が焦ったのか、なんとiMacをプレゼントしてくれました。
さっそく私はアカデミック版のIllustratorを購入、そのおもしろさにハマっていきました。

そしてその頃、好きな音楽関係での繋がりが増え、DJとしてクラブイベント立ち上げの一員になることに。
学校だけではなく、社会人や幅広い年齢層の友人ができ、さらにいろんな世界を知ることができました。

写真サークルでは広報を担当して写真展のDMを作ったり、クラブイベントのフライヤーを作らせてもらうなど、印刷物を制作することが増えていきました。

デザイナーの仕事について知る機会

さて、関係があまり良くなかった彼氏ですが、彼は自社のリブランディングのためDRAWING AND MANUALのデザイナーと仕事をするようになり、デザインについて熱く語ることが多くなりました。
その話を聞いていた私は、今まで一度も考えたことのなかったデザイナーという仕事に興味を持ち始めます。

そして大学3年生の時(2004年)、私は決めました。
「大学をやめて、残りの奨学金を使ってデザインの学校に行って、グラフィックとWebのデザイナーになる!」 

彼氏には猛反対され「お前にデザインのセンスなんかあるわけない、無理に決まってる。」と言われました(前からモラハラ体質だった)。
両親にも反対され心配されましたが、最終的にはやりたいことを頑張りなさいと言ってもらうことができました。

そして2004年末に大学をやめ、アルバイトをしながらデザインの学校に通い始めることになりました。

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