無題

少し今回は暗い話になります。閲覧注意です。大丈夫なかたはどうぞ。
 私は両親が嫌いだ。ほぼほぼいい思い出がない。
 19××年9月にH市に私は産まれた。父と祖母の話によると母は今でいう産後うつで実家に帰ったらしい。その間重湯で飲ましていたらしい。
 次に記憶にあるのはいつもクラッシックが流れていた。流れていた曲はチャイコフスキーの『白鳥の湖』『くるみ割り人形』などが流れていた。5歳になった時にひらがなを無理やりやらされ母にキレて、それを仕事に帰ってきた父に報告されて、余計怒られるという逃げ場のないことが多々あった。それは小学校の時もそれが続いた。気がついたら人の顔を見る子供になり、私は親に『愛されていない。敵だ。この人たちは世間体が大事なんだ。』と認知するようになった。最初は庇ってくれた祖母は両親の言っていることを鵜呑みして味方しまい私の『敵』となった。祖父はなんも言わずに傍にいてくれたのは覚えている。
 話は飛ぶが、家族は私が高校3年生のときに破滅をした。両親は離婚だ。原因は未だによくわからない。毎晩毎晩両親の争いの声で眠れないこともあった。
 もう壊れかけた私は偶然スクールカウンセリングを知った。そこで話をした。少し心が落ちついた。心が少し安定した時に母についていくことにした。父についていくと祖母に酷い目にあわされるとわかったからだ。しかし、親権は父だったので父の苗字を名乗っていた。
 さて、高校を卒業して専門学校にいって留年になった時も父と祖父母が怒鳴りに来た。その時から『やっぱり、世間体が大事なんだな』と泣きながら覚えている。
 反対にいい思い出は1つだけである。
 母方の祖母がまだ厳しくも優しかったことである。それがなかったら私は本当に心は壊れていたかもしれない。
 大人になって、親になったが少しも両親の気持ちはわからない。私の育児は大変だったのかもしれない。今は育児中だけど、決して両親みたいな人にはなりたくない。

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