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今年一番頑張ったことといえば、
これに尽きます。

上級・準一級合格。

私は長年、
趣味がないことが悩みでした。

仕事とお酒とお風呂以外、
本当に何も興味がなかった。

合氣道を始めたのは3年10ヶ月前。
長年患っていた椎間板ヘルニアが回復してきた頃、
再発防止のために何か身体を鍛えたいと思い、
始めました。

通い始めた頃は、
ここまでのめり込んで打ち込むようになるとは、
想像も出来ませんでした。

30代後半頃から、
身体のメンテナンスとして、
トレーニングなどには通っていましたが、
マンツーマンのパーソナル方式だったので、
大勢で何かを習う環境とは無縁の日々。

最初のうちはお稽古に行くのが本当に憂鬱でした。
初心者は私だけの空間、
回りは4〜5年の経験がすでにある先輩だらけ。

何をするにも私だけが出来ず、
技の稽古も先輩の足手まといになるばかり。
「すみません」
と謝る度に、
先生は
「猪越さん、謝らないで下さい。
全員最初は初心者ですから。」
と言ってくださいますが、
毎回切ない。

初めて2ヶ月後、
第1回目の緊急事態宣言で、
お稽古もZoomに切り替わる。

オンラインのお稽古はストレスフリー。
誰にも無様な姿を見られずに済む。

緊急事態宣言解除後、
対面でのお稽古再開の時が、
今までで一番気が重く、
本当に行きたくなかった。
でも、
この再開のお稽古を休んでしまったら、
絶対辞めるだろうと確信があったので、
決死の覚悟で出席。

今思うと、
再開後初のお稽古に
きちんと参加して本当に良かった。

お稽古を初めて1年半ぐらい経過した頃、
少しずつお稽古が楽しくなってきた。
いろんな技もなんとか先輩について行けるように
なってきたからだろう。

そして今年の11月、
昇級審査に合格しました。

審査の段階は
初級→準5級→5級→準4級→4級→中級
→準3級→3級→準2級→2級→上級→準1級→1級

ここから先は
初段→二段→三段
と段位が上がっていきます。

今回の審査で合格を頂いたのは、
上級と準1級

今回は今までで一番必死に取り組みました。
10月11月は週2回、
家でも毎日自主練習。
なぜここまで必死になったかというと、
シンプルに技の数が多いから。
準1級は5級から2級までのすべての技のメドレー方式。
正直、
5級、4級あたりは
必死過ぎてほとんど記憶になく、
試験以降全くやったことのない技も多数。

まして、
上級も同時受験。

初級・中級・上級は、
技ではなく、
基本となる体の使い方のテストで、
これがまた難しい。

出来る気がしない、
でも挑戦したい、
ならやるしかない。

と覚悟を決め、
とにかく2ヶ月間集中してお稽古に励んだ。

今までは試験度に緊張していたが、
今回は緊張する余裕もない必死の状態。

11月最終週の金曜日に試験、
晴れて合格を頂いた時は、
嬉しいというより
いい意味で“終わった”という感覚でした。
こんなに達成感を感じたのは、
陸上をしていた学生時代以来かもしれない。

現在は、
合気道のお稽古の曜日は
絶対他の予定入れない。
週に一度お稽古があるおかげで、
気持ちも考え方もリセットされ、
本来の自分を取り戻せるように感じています。

二足歩行が出来る限り、
合氣道を続けていきます。

美容スペシャリスト猪越理恵は美容業界歴29年、コーチ歴19年のキャリアを生かし、サン・ティトル株式会社を設立。大手化粧品会社や美容機器メーカーのコンサル・商品開発・メソッド開発・人材育成等を支援しています。 https://www.rie-inokoshi.com/