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最近、連続でサウナ仲間の日焼け直後に遭遇しました。
 
一人は目疑うほどの状態。
彼女がサウナに入ってきた瞬間、
全員が二度見するほど、背中が真っ赤な状態。
「痛くないの?」
「サウナに入っていいの?」
「大丈夫?」
と多くの人から声をかけられていました。
聞けば、石垣島に行った際
無防備な状態のまま3時間海辺で寝てしまったとか。
 
もう一人は、
サウナ後パウダールームで遭遇。
隣同士ドライヤーを掛けており、
その際彼女はシートマスクをしていたので気付きませんでしたが、
取った瞬間、顔が真っ赤。
「え、痛い?熱い?顔真っ赤だけど」と聞くと
私が言うまで自分の顔の赤さに気づいていなかったようで、
「わ、なにこれ」と。
前日ディズニーランドに行ったそうで、
日焼け止めは朝つけたまま、
塗り直しをしなかったと。
夢中になりすぎて汗だくで過ごしたそう。
 
二人共私が美容関係の仕事をしていることを知っていたので、
同じ質問が。
「どうしたら良い?どの美白を使ったら良い?」
やはり殆どの方が
“日焼け→美白”という発想なのだと知りました。
 
日焼け後のケアとして、
①    冷やす+保湿
日焼けによる炎症は24時間がピーク
二人共既にその時間は経過してしまっています。
しかし、日焼け後1週間で肌の黒化・乾燥・皮むけが起き、
この時期のケアを間違うとシミや色ムラのトラブルに繋がります。
乾燥した状態で美白成分を入れようとしても上手く肌に浸透しません。
なので、1週間はとにかく保湿。
できればジェルなどのテクスチャーで水分多めの保湿、
またジェルは厚めに塗ると冷却効果もあるので便利。
その後は薄くでも良いので保護膜としての乳液など油分の保湿。
②    美白ケア
日焼け後1週間後、
肌の黒化・乾燥・皮むけ時期が過ぎてから、
ここからはじめて美白ケア。
美白有効成分配合の化粧品で
“メラニン生成を抑える” “メラニンの排出を促す”
などの効果があるものを使用。
ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、コウジ酸、アルブチン
カモミラET、4MSKなど配合されたものが良いでしょう。
 
殆どの方が
“日焼け→白く戻さないと”
と思いがちですが、
“日焼け→炎症を抑える→脱水状態を回復させる→元の肌色に回復”
が正しいケア方法です。
 
二人からは、
「今日サウナであえて良かった!」と
感謝の言葉を伝えられました。
こんな知識で友人たちの役に立てることを嬉しく感じました。
 

美容スペシャリスト猪越理恵は美容業界歴29年、コーチ歴19年のキャリアを生かし、サン・ティトル株式会社を設立。大手化粧品会社や美容機器メーカーのコンサル・商品開発・メソッド開発・人材育成等を支援しています。 https://www.rie-inokoshi.com/