はじめに。なぜ家を出たのか。
元々日本ではグラフィックデザイナーを自分でやっていて、遠距離の末ロンドンで生活をスタート。
年子の男の子2人を出産し、仕事どころではなくなって家事と子育てにしばらく専念。
そんな中、旦那様が鬱により、というか、元々自分にも厳しく他人にも厳し性格が、鬱により酷い方向に影響し、毎日怒鳴る日々が続いていました。
近所の人たちからも、普通じゃないから相談所に行った方が良いと言われて、そこに行くと家を今すぐ子供でなさいとのアドバイス。そして、警察にもレポートをするようにと。
そこで、警察に行った時に、警察の担当者にも今すぐ家を出なさい。子供のためにと思って我慢しているんだろうけど、子供の成長にもこんな環境は良くないよ、と言われました。
「家を出て、しばらくは嵐になるかもしれない、しかし、晴れる日は必ずやってくるから、それまでの辛抱だよ。だから、家を出なさい。」
この警察の言葉で、近所のママ友と号泣して家を出ることに決めました。
子供のために家族という形を優先するのは間違えだったと気が付きましたが。このような状況では、思考回路も止まってるし客観的に自分の状況も見れないし、毎日ボロクソに怒鳴られていて、自分の自信なんて消えかけていて、毎日死ぬまでこんな辛い日々が続くのかと思えば、生きる楽しみすらなくなりかけていた時でした。
この警察の言葉のおかげで、勇気を出して昼間に家出をしました。
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