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頑張ってね、って言えなくなった

最近、以前にも増して
「頑張ってね」って気軽に言えなくなりました

周囲の人が
頑張ってとさえ言いたくない、応援しがいのないタイプの人ばかり
ってことではないです

むしろ逆で
仕事のつながりやコミュニティや、SNSなどで
最近ご縁があった人はほぼ全員が

今目の前のことに向き合って努力していたり
なりたい自分になろうと自分を磨いていたり
なんていうか、
今の課題から逃げずに、なりたい未来を叶えるタイプばっかりでびっくりしているくらいです

わたしは周りの人が元気で笑顔でいることに喜びを感じるので、頑張っている人を見かけるとすぐ応援したくなります

もう少しで叶うよって
ヒントはこれだよって
そっと背中を押してあげたくなるんです

だから数年前までは

夢に向かって努力していたり
現実から抜け出そうとして
一生懸命バイトしていたり
いわゆる「頑張ってる」人には
努力はきっと報われるよ!
夢は叶うよ!
頑張ってね!!

と声をかけていました

でも
気づけば
いつのまにか

今は生活が苦しいけどここで終わりたくない
不自由だし大変だけど明るい未来にしたい
今はしんどくても無理してでも這い上がってやる!

という過去の自分みたいな人に出会うことは極端に少なくなりました

最近連絡を取ったり、接点がある人はみんな
目の前のことも自分も大事にしながら
叶えたい未来も結構現実的に見つめて
できることをしている
という共通点があります

今もまぁまぁ悪くないけど
その先にもっと大きな夢や理想があって
そのために努力をし続けるパターンですね

比べるわけじゃないけど、苦しみから抜け出そうとしているパターンよりも、努力の量というかエネルギー量がとても大きい場合が多いんですね

誰かが喜んでくれたらいいなとか
必要な人のために役に立ちたいとか
世の中に貢献したいというGiveの気持ちからスタートしている行動です

こういう人を見ているからか
最近は本当に
頑張ってね、って気軽に言えなくなりました

なぜならその人がどれほど努力しているか
少し見れば分かってしまうようになったからです

努力の裏に苦しみを抱えている場合もあるし
その方向を目指すきっかけになった出来事に
悲しみや怒りが隠されていることもあるし

それでもみんな自分なりにものすごく努力して向き合っていることが伝わってきます

輝いているように見える人ほど
闇を経験していたりするんです

だからこそ

もう十分頑張ってる人に
頑張ってねって言うのは
正しいことなんだろうか

という疑問と葛藤が生まれました

苦しみや悲しみを経験して
頑張って乗り越えてきた人に
頑張ってねって言うのは適切なんだろうか

なんて思ってしまいました

もっともっと頑張らなきゃって
その人は無意識に感じるかもしれないし

まだまだ努力が足りないって
落ち込むきっかけになるかも知れないし

など考えてしまうんです
たぶん考えすぎだとは思うけども

なので最近は
声をかけるとしたら

体調に気をつけてね、とか
元気ですごしてね、とか
無理しすぎない程度にね、とか
そんなふわっとした言葉になっています

応援してるよ、とか
あなたならできるって信じてるよ
なんて言うこともありますね
信じてるよ、はあくまでも本心からそう思う時だけ言います


本当は
頑張ってねっていうのは
一般的に言われて嫌な言葉でもないし
それで元気になる人もいるんですよね
挨拶のように使うことも間違っていないと思います

頑張ってね、に限らず
心が伝わる言葉の使い方ができたらいいですね



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