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お金を哲学する場に参加した話

こんにちは、りえです。8月も残りわずかとなってきました。すっかり子供の夏休みの生活リズムに染まっています。今週からは自分も家族も、新しい生活リズムへの移行に向け整えていきます。

お金のセミナーに参加

先日「月刊お金のはなし」という場にご縁があって参加。いつもお世話になっている方々ともご一緒させていただき、楽しい夜でした。

主催者は前回のセミナーと同じ方

主催者は、8月初旬にも参加したお金のセミナーで、私に行動変容をもたらしたお金のプロ、鈴木さん。前回は講師として、今回はファシリテーターとして。そして今回の講師は、地域通貨をベースにお金を哲学的に考える世界へと誘ってくれたなっちゃん。お二人ともありがとうございました!!

ざっくりとこのようなセミナーでした

とある町の地域通貨をテーマに、なっちゃんから希少な一次情報を共有していただき、地域通貨の役割理解、現状把握、課題解決に向けたやわらかめのディスカッションをするという場でした。切り口は地域通貨、でもその背景には、なっちゃんが子供の頃から抱き続けていたある哲学的な問いが控えていました。

印象に残った部分

私のようなお金初学者も場の流れについて行けるように、お金が生まれた歴史から、そもそもお金って何なのかという部分の理解レベルを、なっちゃんが最初に引き上げてくれました。その導入部分だけでも、とても価値のある時間でした。特に印象に残っているのは、そもそもお金が生まれたのは「物を流通しやすくして人々の生活を豊かにするため」だったはずなのに、今は「手段が目的化している」という部分でした。

シルビオ・ゲゼルの言葉

ジャガイモのように腐らないお金。お金とは本来、物と物を媒介し、経済を滑らかに回していく役割だったはずなのに、貯蓄の役割が大きくなって資本が集中し、貧富の差ができてしまったといいます。それがつまり「手段が目的化している」ということでした。ここでドイツの経済学者、シルビオ・ゲゼルの言葉を教えていただいたのでご紹介します。

すべてのものは減価していくのに
貨幣は減価しないから
お金は人間を不幸にしてしまうのではないか

お金の弊害

なっちゃんからお金が生まれた背景を教えてもらい、さらにお金の便利な点や本来の役割についてもとても分かりやすく教えてもらい、地域通貨への理解の下地が整いました。その導入部分は、経済学を学んだ方やビジネスをされている方にとっては基本的な内容かもしれませんが、私にとってはインパクトがありました。特に、お金にはメリットとデメリットがコインの裏表のようにセットで存在している点です。上記で触れた「貯蓄」の裏には「資本の集中」という弊害があるように、「換えが効く」「価値の統一化」といった弊害も存在しています。

まとめ

今回、お金お金と言っていますが、お金には法定通貨と地域通貨があり、上記で触れたお金の弊害などの内容は、法定通貨のことを言っています。弊害があるにせよ、秩序を保つために法定通貨は必要なもの。その上で、その弊害を補完するのが地域通貨であるという本題に入っていきます。最後には壮大な問いも・・。私は導入部分だけで、すでにたくさんのものを受け取りました。まずは今お伝えできる感想と感謝を鈴木さんとなっちゃんへ、そしてこの場にご縁をつないでくださった関係者の皆様への感謝の気持ちを込めて今回の記事を作成しました。最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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