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自信について

私は基本的に、自信というものをまったく感じることができずに生きてきました。物心ついた頃からずっと、いろんな人たちから「自信を持って!」と言われ励まされ続けてきましたが、それでも私が自信を自分のものとして実感できることはありませんでした。

でも最近、自分が人生を懸けてやりたいことを真剣に考えた時、それは誰もゆかない道、私だけの道であったので、その道を進むには、ただ自信を持って足を前に出し続けるしかない、と考えるに至ったのです。

その時やっと、自信とは、過去の成功に根ざして芽生えてくるものでなく、むしろ、未来の夢と今の自分との間にピンと張られたテンションのようなものだということを実感しました。

今と未来との間にどんな困難があろうと、その両者はつながっているという確信が、自信なのです。テンションが張っていれば、周囲から揺さぶりをかけられようと、それが前人未到の道であろうと、ブレることはありません。

そしてそのような自信には、過去の実績が助けになることはあっても十分な根拠になるはずもなく、ただ必要なのは、絶対に大丈夫という思いでした。根拠はなくてよいのです。

そう考えるようになってから、少しずつ、自分の中で自信が育ってきました。皆が何度も「大丈夫、自信を持って!」と言ってくれていたのも、私が自信を持てないからではなく、私がやりたいことを果たすには自信が必要だから、そう言ってくれていたのだと、やっと理解できるようになりました。何度も何度も同じ言葉を伝え続けてくれた人たちに、感謝したいです。ありがとう。

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