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楽に生きていいんだよ

たくさんいる人の中には、今をなんとなく生きていたり、惰性で流されるまま日々を過ごしたりする人もいて、そんな生き方もいいと思うのだけど。

ヤングケアラーや若者ケアラーは他の人たちよりも強い思いを求められている気がする。

ケアを選べば「自分で選んだこと」と自己責任論で逃げ道を塞がれるし、かと言って、「ケアが必要な家族を放り出してまでしたいことが自分にあるか?」と問われたら答えられないこともある。

喜んでケアをしているわけでも、ケアからどうしても逃げたいわけでも、ケアを辞めてまでやりたいことがあるわけでもない。
だからと言って、なんとなくケアをしているわけじゃない。
自分の代わりを務めてくれる人がいれば、他のみんなのように自分探しをしたり、お金のためにとりあえず働いたりできるかもしれない。
けど、代わってくれる人がいないから、「ケアのある生活を放り出してまでやりたいか否か」という強い思いや判断が求められる。
正解がわからなくて余計とがんじがらめになる。

明確にやりたいことがある人ばかりじゃない。
宙ぶらりんな状態で家族のケアをしている人も多いと思う。
結局、自分以外の人を一番大切にする生き方の方が慣れていたりもする。
自分のためだけに一歩踏み出す勇気がないときもある。

本当の自由って、「やりたいことをやる」だけじゃなくて「やりたくないことをやらなくていい」ってことも含まれるんだと思う。

楽に生きてもいい。楽に生きたほうがいい。
苦労比べじゃなく、思いの強さ比べでもなく、誰もが気持ちが楽になることを推奨できるような、やさしい社会になってほしい。

#ヤングケアラー #若者ケアラー #ヤングケアラー わたしの語り#ヤングケアラー支援

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