落語のような社会をつくりたい「私×リディラバ」③
皆様、はじめまして!2019年9月にリディラバに入社した夏目翔太と申します!前職では新卒から4年5か月、通信機器メーカーの新規事業部で営業職として働いておりました。エネルギーマネジメント、ライフサポート、セキュリティ商材を電機空調などの設備専門工事業者や販売店への間販、大手電子機器メーカーへのOEM(他社ブランド製品の受託製造)営業をしていました。入社のきっかけは、リディラバへ先に入社していた清水(現・地域企業協働チームマネージャー)が9年来の知り合いだったことでした。そもそも僕は、それまでリディラバのことは知りませんで、社会課題に強く興味があったわけでもありませんでした。
僕は昔から特撮ヒーローとか映画が好きで、自分の中にヒーロー像を持ったまま大人になってしまったような人間なので、「偏見のない人間でありたい」とか「差別は許しがたい」とか「優しくありたい」とか「強くありたい」とか、僕の想いはその程度のものでした。入社前の6月、大学時代のサークルの後輩の清水に「ある人に会ってみてほしい」と言われ、池袋の鳥良(居酒屋)で会ったのが井上さん(現・事業開発ユニットディレクター)でした。仕事の話は抜きで、女性遍歴や好きな芸術、仲間内での遊び方などの話で4時間くらい喋った気がします。そうしたら、帰り際に「今ここで内定を出すから、今度お酒なしでリディラバの仕事の話をしよう」と言われました。それで2回目に会ったときにリディラバのことや仕事の話を聞いたものの、全く理解できなくて「ごめんなさい、全然わからないです。そもそもなんで内定が出たのかもわからないです」と伝えたところ、「まだわからなくても、ざっくり理解してもらえれば大丈夫。人間への興味や理解があって、他人からどういう見え方をしているかを考えられる人は何をやらせても大丈夫だから」と。そんな言葉に騙されて、今リディラバにいます。
正直なところ、なんで今ここにいるのか自分でもよくわかっていないのですが、僕は「答えのない問いを与えられたとき、正しい決め方をすれば正しい答えに近づくはず」と考えていて、常々「“決め方の決め方”から考えたい」とか思っています。そんなところはリディラバに合っているかもしれないと、今は思います。
そんな、ふわっとした感じで入社してしまったので、リディラバで明確に「これがやりたい!」とかはないんですけども、なんとなく「落語の世界観を再現できたら最高だろうな」って思っています。落語に登場する愛すべき変人たち。熊五郎、八っつぁん、長屋のご隠居、与太郎。あわてんぼうやおっちょこちょい。世間知らずに偏屈爺。そんな愛すべき変人たちも長屋で誰かと関わりを持ちながら暮らしている。必ずどこかに見捨てないでくれるおせっかいがいる。そんな落語のような社会だったら、すごく楽しいだろうなぁと思います。