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自社の理念を問い直し、"同志"を見つける―Field Academy LITEのご紹介

「会社の未来を切り開く"新時代のリーダー"を育てたい」
「そのために"越境学習"を取り入れてみたい」―
私たちリディラバは、2018年度の経済産業省実証事業を起点として、越境学習プログラム「Field Academy」を運営してまいりました。
今回、企業の皆様からの声にお応えし、自社に越境学習を取り入れやすくするための入門プログラムとして、「Field Academy LITE」を立ち上げることと致しました。

このnoteでは、FA-LITEの概要を紹介します。

尚、Field Academyの目的・内容については、以下のnoteをご参照下さい。
(※一部、本noteと重複する箇所があります。ご含みおきください)

どのようなプログラム?

・業種混成のチームをつくり、
・社会課題の現場へ赴き、
・様々な人・モノ・情報に自ら触れ、
・課題解決に本気でチャレンジする

という、Field Academyのコアバリューは全てそのまま。
「越境学習、とても興味があるものの、少数への高額投資を伴う研修をいきなり導入するのは難しい・・・」、「まずは何人かに試しにやらせてみて、効果を見定めたい・・・」というニーズにお応えすべく、越境プログラムとしてのクオリティをなるべく維持したまま、期間と単価を圧縮して導入ハードルを下げた設計としています。

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<基本仕様>
・期間:延べ4日程度(キックオフ1日+現地セッション2泊3日)
・行程:
 ・DAY1:キックオフ(チームビルディング、マクロ考察、目標設定)
 ・DAY2:現地セッション①(現場理解、当事者・プレイヤーヒアリング)
 ・DAY3:現地セッション②(構造理解、プレイヤーとの議論)
 ・DAY4:現地セッション③(発表&プレイヤーからの講評、リフレクション)
  ※DAY1とDAY2-4は1週間程度間隔を空けて催行します
・参加人数:
 
10名~(最大25名程度)
  ※1チームあたり4-5名で多業種混成のチームを編成
  ※1社あたりの参加人数は1名~複数名いずれも可能
・料金:
 お問い合わせください
・実績:
 2020年/8社13名(長野県信濃町にてオフライン開催)
・その他:
 ・1on1のメンタリングは実施しません
 ・事前事後のコンピテンシー測定は応相談
 ・各セッション中~後に、経験を内面化するリフレクションを実施します


尚、本プログラムは短期間で良質な体験設計を担保する必要があることから、オフライン開催を前提とした設計としています。そのため、新型コロナウィルスの影響で、時期によっては危ぶまれる可能性があるかと思います。
開催時期や場所、人数等については、参加を希望される企業様と随時調整しながら決定しますので、その点についても気軽にご相談くださいませ。

プログラムの目的は?

慣れ親しんだ会社の外へ飛び出し、見知らぬ社会課題とゼロから向き合い、そして新しい仲間とゼロから信頼関係を築く・・・
社会課題の現場には、「この課題を何とか、このメンバーと共に、解決"したい"」という強烈なWILLを、誰からお願いされるわけでもなく自然と生み出す力があります。

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そして、社会課題には「正しい進め方」も「正しい解答」も存在しません。今まで正しい進め方・作法に従って仕事をしていると思っていた企業人にとっては、衝撃的であり、戸惑いにもなる"摩擦"が生まれます。現場のプレイヤーと本気でぶつかり合い、チームメンバーとも価値観を丁寧にすり合わせる場面が実に多く発生します。
そのような時に、自分を支え、課題に向き合い続けるために最も必要なことは、他の誰でもない自分自身の信念です。つまり、Field Academyは「社会の課題」に向き合うことではなく、「自分自身の課題・在り方」を問い直すことに最も比重を置いているプログラムだということです。
したがって、プログラムを駆け抜ける中で、自分が日々の仕事に向き合う意味を問い直す瞬間が何度もあります。

課題の現場は「内省」の機会となり、「内省」は日々の仕事の意味を変えます。「日々のルーティン」だと思っていた仕事は、「課題解決のためのミッション」に変化します。
仕事との向き合い方を根本的に改め、社会への熱いモノを携えて会社に戻り、仕事の意味を自ら変えていくと考えています。

「LITE」だからこそ得られる効用とは?

Field Academyは、3カ月・延べ8日の長期プログラム。
一方のFA-LITEは、日数は半分、期間としても大きく圧縮したプログラムです。価格も4分の1程度にまでスリム化しています。

そして実は、FA-LITEはコロナ禍直前の2020年初めに一度、長野県信濃町にてトライアルプログラムを開催し、既にリディラバとして経験値を蓄えています。
信濃町プログラムの事例を振り返りながら、LITEだからこその特長をご紹介します。

① 短期に集中することで、関係性が一気に深まる

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舞台となったのは、東京から新幹線と在来線を乗り継いで約3時間の距離にある「長野県信濃町」でした。
冬場で雪深い信越の景色を体感しながら、2泊3日を共に過ごします。地元の美味しいご飯を一緒に食べ、降り積もる雪に一緒に驚き、そして地域が直面する課題に一緒に頭を悩ませる・・・

長期プログラムでは、セッション間のブランク期間を含めてじっくりと関係が深まり、議論がより深いところに辿り着く行程を踏んでいます。
LITEでは、2泊3日と敢えて長く地域に滞在するプログラム構成とすることで、課題解決プログラムにおいて重要な「共通体験」と「チームビルディング」を一気に活性化させています。

多業種合同のプログラムは、メンバー間に少しでも遠慮や忖度の気持ちがあると、自分の「理想」「信念」を語りづらくなってしまい、そして語らなければ内省して新たな気づきを得ることも出来なくなってしまいます。
互いに価値を共有していることで相互理解が深まり、だからこそ互いの理想とする信念をぶつけ合いながら、真に解くべき課題を追い求めることが出来ます。

私たちリディラバは、社会課題の専門家でもあり、そしてまた旅行業者でもあります。そのため、良き共通体験とは何か、良きツアー体験設計とは何か、熟知しています。
2泊3日の体験設計を最大化させる点に、リディラバの強みを活かしています。

② 社内に"同志"を見つける機会となる

1人当たりに必要なコストを圧縮したことで、信濃町プログラムについても複数名を送りたいと要望頂いたケースが多くありました。

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中には、社内公募をかけて3名の若手女性社員が集まった企業様がいらっしゃいました。
プログラムへの参加を希望している者同士、通じ合うものがあることは予期しやすいでしょう。彼女らはそれぞれ別チームに所属してプログラムに挑みましたが、プログラムの最終リフレクションにおいてそのうちの1人がこのようなことを仰っていました。

研修は会議室に籠って行うイメージだったが、今回は町のことを考えたり、地元の方の話を聴いたり、見聞きしながら考えるきっかけができた点がよかった。私の会社は『美と健康』が大きなミッション。その中でも広報・CSV推進部に所属して、社内外に広報として会社の内容を発信していく機能。CSVとは、世の中とか社会とか地域も含め、本業とどのようにシナジーを生むか考える部署。事業も作れるし、発信もできるというところがいいなと思っていて、今日自分が感じたことを社員の人たちにも感じてもらいたいなと思っています。現地に足を運んで、どっぷりつかってその人達の話を正面から受け止める体験はすごく価値がある。そういう経験を社内で作ってみて、自分が得た経験をまずは広めていきたい。
CSVはどうしても他の団体への協賛だったり、仕事という面ではお金を生まない部署なので、本業の掛け合わせが難しいという課題感がある。一緒の目線で話し合える仲間たちを作って、その人達が部門に戻った時にどうしたら本業と絡ませられるだろうというのを部署発信で作っていけるようなものを、チームビルディングの一環としても作っていけたらなと思っています。

そしてプログラム終了から半年ほど経った後、まさにこの言葉の通り、参加者3名が主体となって別地域に自社の社員がどっぷり浸かる長期プロジェクトを立ち上げていました。

多業種合同のフィールドに飛び込むことで、自社と他社の違いを痛感しつつ、社内で自分と同じ意志と体験を持った"同志"とプロジェクトを踏み出す・・・
このように、意欲層が自分の信念を育みつつ、社内に実は隠れている仲間を発見して昇華するきっかけを生むことは、多くの人数を送り込みやすいLITEだから生まれる価値ではないかと考えています。

③ 効果検証を吟味しやすい

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短期でプログラムが終了し、かつ複数名を送りやすいスキームのため、人事目線としても「越境の効果を見極める」ことがスムーズになります。

越境学習は人材育成のメガトレンドになりつつある一方で、「普段の業務じゃなぜダメなのか?」「自社の研修施設じゃなぜダメなのか?」について、上長や広く社内を説得することにまだ苦労されている企業もあるのではないでしょうか。

Field Academy LITEは、越境に踏み出したいがまずは社内説得の材料をしっかり集めたい!そして満を持して本格導入につなげていきたい!という人事担当の皆さまを全力でサポートいたします。

プログラム内容は勿論のこと、事前事後の効果測定などを含め、Field Academyでも実施している様々な施策をフル活用することも可能です。ぜひ、本格導入まで継続して伴走させて下さい。

どのような企業におススメ?

・社員に対して、これまでにない新しい"変容"の機会を提供したい

・まずは"越境"をとにかく試してみたい

・トライアルを通じて、越境を本格導入するための材料を揃えたい

・選抜された、あるいは公募で集めた一定数(数名~数十名)の人材を毎年引き上げていきたい

・同じプログラムに複数名を派遣して、社員同士の連帯を生みたい

・なるべく社員の負荷が低いプログラムを導入したい

・社外の多様な人材とフラットに触れながら成長する機会を提供したい

・日々の仕事や社会に対して強い当事者意識を持った社員を増やしたい

もっとプログラムについて知りたい!

ここまでご覧いただいた方、本当にありがとうございます。
ぜひ、ご関心を持って頂いた企業の方向けに、より詳しくご説明できますと幸いです。

Field Academy LITEは参加企業を大募集中です。まずは話だけでも聞いてみたいという方でも結構です。以下のフォームを通じて、弊社にご連絡下さい!

(営業担当に直接ご連絡頂く形でももちろん結構です)

メールアドレス:info.cs[at]ridilover.jp
※[at]をアットマークに変えてご連絡下さい。

また、リディラバは企業の課題感・ニーズに応じてラインナップを整備しております。こちらも是非、ご参照下さい。


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