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外国にルーツがある方々との対話で、多文化共生を考えるツアー【スタディツアー紹介】

みなさんこんにちは!リディラバ教育旅行チームです!

リディラバ教育チームでは、「私は社会を変えられる」をコンセプトに、中高生のみなさんと一緒に、社会問題の現場を訪れるスタディツアーを行なっています。(具体的にどんなことをしているかはこちらをご覧ください。)

今回は、「多文化共生の社会とは」をテーマに講演、そして外国にルーツを持つ方々との対話を通して
① 多文化共生/異文化理解とは一体何か
② なぜ差別や偏見は生まれてしまうのか
③ 求められるマインドセットは何か
を学ぶツアーをご紹介します。


なぜ多文化共生が今求められるのか


 ところで、なぜ今多文化共生を学ぶことが求められているのでしょうか?
 現在、在留外国人は282万3,565人(令和3年6月末現在)いるといわれ、学校や職場など身近な場所で外国人と交流する機会があった人も多くいると思います。また、ハーフや日系など多様な「外国にルーツを持つ人」が、日本で生活をしています。国内での異文化間コミュニケーションは避けられない多文化社会となっていています。 一方、将来海外で働きたい生徒や、英語を使って仕事したい生徒も増えています。
 以上の日本での動向から、多様性を受け入れ、多文化共生について学ぶ必要が学校で求められているのではないでしょうか。
 しかし、普段何気なく投げかける言葉が、相手を傷つけてしまっていることが多々あります。そして投げかける側はその問題に気づいていないことがほとんどです。悪意がない無意識な差別をなくすためには、自身の偏見や、コミュニケーションへの意識を高めることが求められます。

多文化共生とは何かを考えるツアーへ


 このツアーでは、日本全国に住む外国にルーツを持つ方々と共存していくには、しかしそれでもなぜ差別や偏見が生まれてしまうのかを考えます。

 ツアーではまず自己紹介から始まります。その人のレッテル(出身、生まれ、経歴など)でみるのではなく、その人自身のことをみることの大切さを、自己紹介を通して生徒に伝えていきます。

 その後は、「多文化共生とは?」「ステレオタイプと偏見とは?」などのテーマに沿い、多文化共生の現状と課題のお話を伺います。ご自身が過去に受けた偏見や、今まで過去にあった外国にルーツを持つ人が受けた差別や偏見などのストーリーを通して、今の日本が抱える課題に気づいてもらいます。

当事者との対話を通して、手触り感をもって問題を知る

 ツアーの後半では、ヒューマンライブラリーという形式を通して、生徒はゲストと一人ずつ話すワークショップがあります。
 ヒューマンライブラリーとは、人々を「本」に見立て、生徒は本の「読者」となり、本と対話をするインタビュー形式のワークショップになります。
 これまでのスタディーツアーでは、ベルギー出身の留学生、中国にルーツのある方、日系アメリカ人、アジア系カナダ人の方々から1人ずつお話を伺い、
・日本で生まれ育ったのに、中国人にルーツがあるというだけで、ことあるごとに「中国人!」と差別的に言われたのが嫌だった
・そもそも自分は日本人なのか?と疑問に思った
・不動産の物件借りるときに「外国人だから」と断られた
などと言った話を聞き、今の日本に根付く問題について気づいてもらいます。

 日本に住む外国人など、外国にルーツを持つ方々が学校現場にも増えてきたことによって意識をするようになった多文化共生ですが、実は多文化共生が何なのかまだ分かっていないのが現状ではないでしょうか。実際に当事者との対話を通して、社会問題と構造だけでなく、自分自身の持つ偏見への気づきや、これからのコミュニケーション方法について考えていくことが期待できます。
 そして、社会課題と真剣に向き合う大人と出会うことができるのもスタディツアーの醍醐味のひとつです!
みなさんも、当事者の方々と話すことで多文化共生の理解を深めるツアーに参加しませんか?

✉️スタディツアーの詳しいお問い合わせは、こちらからどうぞ!✉️


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